Wonder Studio でカメラトラッキングとポイントクラウドの検出が可能に

CGソフト

2024年2月2日(現地時間)- Wonder Dynamics は、ブラウザベースの AI VFXツール Wonder Studioの新しい機能カメラトラッキングとポイントクラウドを発表しました。

カメラトラッキングとポイントクラウドの検出が可能に

Wonder Studio では、実写シーンで使用されるリアルカメラの動きと3D空間内のバーチャルカメラの動きをマッチさせ、キャラクターの動きをワールド空間に統合できるようになりました。実写のショットやシーケンスから、撮影中に実際のカメラがどのように動いたか、カメラの画角や焦点距離はどうだったかを検出してエクスポートすることが可能です。さらに点群を使ってシーン内の平面を自動的に検出することができるようになりました。

推定カメラでエクスポートされたシーンに加え、カメラトラッキングはAI MoCapエクスポート要素に含まれます。さらに、汎用性と既存のワークフローへの容易な統合のために、個別のカメラFBXファイルが提供されます。

カメラトラックの主な機能

⚠カメラトラックはアクターがいるショットでのみ推定されます。

  • カメラトラックがキャラクターの動きに与える影響:カメラトラックを使用する場合、キャラクターの動きはカメラの空間内に限定され、カメラ自体はワールド空間で動きます。このアプローチは、キャラクタのモーションをワールド空間に効果的に統合します。
  • 手動オーバーライドオプション:必要に応じて、キャラクタを動いているカメラから切り離し、カメラトラッキング機能が有効でないかのような状態に戻すことができます。この柔軟性により、シーン内でのキャラクターの配置や動きを正確にコントロールすることができます。
  • 焦点距離の考慮:正確なカメラトラッキングには、撮影時に使用されたカメラの焦点距離の知識が必要です。システムは、ビデオの焦点距離を自動的に推定することができますが、最適な結果を得るためには、この情報を手動で提供することがおススメされています。

    ⚠サポートされる焦点距離の範囲は13mmから180mmです。

  • カメラデータでのエクスポート:カメラトラックが有効な場合、Wonder Studioからエクスポートされたシーンには推定カメラが付きます。カメラトラックは AI MoCap エクスポート要素にも存在します。さらに、別のカメラFBXファイルが提供され、既存のワークフローに多様性と統合のしやすさを提供します。

    ⚠カメラトラックはAI MoCapプロジェクトタイプではサポートされていません。

ヒント

次のようなカメラトラッキングを成功させるためのヒントが公開されています。

  • ワイドショット
  • 足が見える
  • 遠近感の変化を生み出す動き(視差)
  • 特徴のある表面
  • 一貫性のある照明

以下のシナリオの中には、カメラトラッキングの推定が正しくない、または全く行われない可能性があるものがあります。カメラトラッキング推定が行われないショットでは、静止カメラが使用されます。
最良の結果を得るために避けるようにしてください:

  • ショット内での可変ズーム
  • 極端なクローズアップ
  • 過密なシーン
  • 動く車や他の動くオブジェクト
  • モーションブラーが多すぎる
  • 速いカメラの動き

詳細はこちらから

価格について

価格プランは、LITE版とPRO版があり以下のようになっています。

  • LITE版の価格は、29.99ドル/月または299.88ドル/年です。
  • PRO版の価格は、149.99ドル/月または1499.88ドル/年です。

現在期間限定で安く購入可能となっています。機能の比較は以下のとおりです。

※この記事で紹介したカメラトラックのエクスポートはlite版にも含まれています。


Wonder Studio ウェブサイトへ

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