2024 年 1 月 31 日(現地時間) – Unity Technologiesは、visionOSサポー
Apple Vision Pro向けサポートの一般提供が開始
Unityは、visionOS ベータ プログラムでの開発者との数か月にわたる協力を経て、Unity Pro、Enterprise、Industry のすべてのサブスクライバーが、visionOS の公式サポートを利用できるようになったことを発表しました。Unity Pro、Enterprise、Industryを契約している方は、Unity 2022 LTSよりvisionOSサポートが提供されます。
これにより、Apple Vision Proでユニークな空間体験を作りたい開発者に対して、柔
Unity のvisionOS のサポートにより、次の 3 つの主要なタイプの空間エクスペリエンスを作成できます。
- Unity が新たに開発した PolySpatial テクノロジーによって可能になった、デジタル コンテンツと現実世界を融合し、共有スペースで他のアプリと並行して実行できる没入型複合現実体験 。
- 既存の仮想現実ゲーム、またはプレイヤーの周囲を別の環境に置き換える新しい完全没入型エクスペリエンスの移植。
- 2D ウィンドウで実行され、共有スペース内でユーザーがサイズ変更および位置変更できるコンテンツ。
■サポートについて
Unity のvisionOS の公式サポートにより、開発者向けに数多くのサポート オプションが提供されます。
- 開発を合理化し、プロジェクトのリスクを軽減するための技術的なアドバイスとベスト プラクティスを提供するサクセスプラン。
- 開発上の課題の解決を支援する専門家の技術指導とコラボレーションを提供するコンサルティングサービス。
- プロフェッショナル オンデマンドトレーニング。visionOS を使用した開発に迅速に取り組むためのスキルと知識を提供します。
また、VisionOS 開発に関する Unity のディスカッション スペース
でつながり、洞察を共有し、コミュニティ サポートを求めることもできます。また、ロードマップをチェックして今後の機能を確認することもできます。
始め方
Unity を使用して Apple Vision Pro 用の空間アプリを開発するプロセスは簡単で、次のような手順をとります。
- Unity Hub から最新バージョンの Unity 2022 LTS をダウンロードし、visionOS ビルド ターゲットがインストールされていることを確認します。* visionOS の開発は、Apple シリコンを搭載した Mac コンピューターでのみサポートされています。
- visionOS テンプレートをダウンロードします。これには、事前構成されたプロジェクト設定とエディター内チュートリアルが含まれています。
- visionOS パッケージに含まれるテンプレート シーンまたはサンプルを調べてください。
Unity Personal を使用している場合は、 30 日間の Unity Pro の無料トライアルを開始することで試すことができます。
visionOS ベータプログラムに参加した開発者紹介
以下は、Unity のvisionOS ベータ プログラムに参加した開発者による作品の紹介とコメントとなります。
LEGO(R) thinkersによって設立された、デジタルかつ創造的な遊び
『LEGO(R) Builder’s Journey』のテクニカルリードを務めるMikkel Fredborg氏は、次のように語っています。
「Apple Vision Pro向けの『LEGO(R) Builder’s Journey』を制作するにあたり、全く新しい形のインタラク
ションとレンダリングのパラダイムに触れる非常に素晴らしい体験 でした。Unityは、従来のワークフローを全く新しいシステム に取り込む際にも非常に協力的で、このサポートのおかげで、 我々は、Apple Vision Proを独自性のあるプラットフォームにする多くの機能を利用す ることができました。ぜひ皆さんにもお試しいただき、このプラッ トフォームがすべてを変えていく可能性があることを理解していた だければと思います。」
『Demeo』、『Racket Club』、『Blaston』などのタイトルを手掛ける、プレ
Resolution Games CEOのTommy Palm氏は、次のように述べています。
「私たちは、プレイヤー
が使いたいと思う最新デバイスに向けたゲームのリリースを目指し ています。Appleがこの市場に参入してくることは重要な意味 を持つと私たちは確信しています。Unityがマルチプラットフ ォームに対応していること、空間コンピューティング開発に必要な ツールを揃えていることにより、 私たちのUnityを使用してきた経験を活用する事ができ、そし てApple Vision Proでの開発をスタートすることに繋がっています。このデバイ スのユニークな機能を最大限に活用できる新しいゲームを、 近いうちに発表できることを楽しみにしています。」
■その他
その他、当社によるvisionOSの公式サポートによって開発
- プレミアムモビリティ
の分野において、世界のパイオニア自動車メーカーの1つであるA UDI AGは、同社が開発したVirtual Exhibit XRを使って、同社車両の革新的な没入型デジタルディスプレイを Apple Vision Pro上で提供しています。アウディの顧客は、さまざまな没入レ ベルで、外装の内側にシームレスに統合されているAudiの技術 を見ることができます。
- Time Magazine誌の2022年の「Best Innovations」の1つに選出されたVR瞑想アプリTR
IPPや、大好評のゲームシリーズ『WHAT THE…?』を開発するコメディスタジオTribandの同社の ゲーム『WHAT THE GOLF?』においても、UnityのvisionOSサポートとUn ity PolySpatialを使って、のApple Vision Pro向けの制作を行っています。
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