2024年のBlenderプロジェクトをチェック!エクステンションプラットフォーム、GPUベースコンポジター、EEVEE Nextなど

CGソフト

2024年に計画されているBlenderプロジェクトの紹介です。

2023年は新しいプロジェクトを始めたり継続したりでプロジェクトが多くなり、完成したものもありましたが、結果としていくつかのプロジェクトを延期することになりました。同時進行のプロジェクトが多すぎるとエネルギーと注意が分散しすぎることにつながり、小規模なチームが多いと、緊急事態が発生したときにプロジェクトが長引くリスクも高まります。

ということで、2024年の初めに予定されているプロジェクトは、2023年初めにも紹介されていたものが多くなっています。

2023年の Blender プロジェクトをチェック!
2023年1月5日(現地時間) - Ton Roosendaal 氏によって投稿された『Projects to look forward to in 2023』...

第一四半期の予定

第一四半期は以下のプロジェクトを完了させることが目標とされています。

  • エクステンションプラットフォーム
  • GPUベースコンポジター
  • EEVEE Next
  • Grease Pencil 3.0
  • ブラシアセット

Geometry NodesやVulkanのようなプロジェクトは当面中断されます。これらのモジュールやその他のモジュールに関する優先度の高い問題やコミュニティパッチは、引き続き週1回処理されます。キャラクターアニメーションプロジェクトは、今年もアニメーション&リギングモジュールの最優先事項とされています。

エクステンションプラットフォーム

Blender Foundation は、アドオン、テーマ、アセットライブラリを共有、発見、ダウンロードするための、コミュニティが管理する公式ウェブサイトを立ち上げる予定です。

このプロジェクトは、オンラインプラットフォームとBlender統合の2つの部分から構成されます。次のステップは、新しいスキーマのサポート、Blender統合に関するデザインディスカッション、そして次のタスクのブレイクダウンになります。

GPUベースコンポジター

このプロジェクトでは、新しいコンポジターバックエンドを追加し、GPUアクセラレーションを活用して、リアルタイムのインタラクションに十分なパフォーマンスを実現します。

初期バージョンは Blender 3.5 の 3D ビューポートに追加され、ほぼすべてのノードがサポートされました。残された作業は、最終的なコンポジットのために、レンダーパスを追加したり、CPUとGPUのコンポジットにまたがる動作を統一するために他の欠けている機能を追加したりして、本番に対応できるようにすることです。

EEVEE Next

BlenderのリアルタイムレンダリングエンジンEEVEEは、Blender 2.80で導入されて以来、常に進化し続けています。現在の目標は、EEVEEを最新のハードウェアイノベーションと新しいテクニックに対応できるようにすることです。これは数年前から行われている大規模なリファクタリングです。

当初の目標は機能パリティにこだわることでしたが、スクリーン空間でのグローバルイルミネーションや ディスプレイスメントのサポートなど、すでにいくつかの新機能が追加されています。

現時点ではデイリービルドで利用可能ですが、まだいくつかの機能が不足しており、統合GPUでのパフォーマンスに問題があるため、どのBlenderで利用できるかは不明です。

Grease Pencil 3.0

Grease Pencilは、今後10年以上にわたって強固な基盤を築くことを目指し、全面的な書き換えが行われています。これにより、パフォーマンスとメモリ使用量が向上し、新機能(ジオメトリノードなど)への道が開かれる予定です。

Grease Pencilの新しいイテレーションは、Blenderの実験的な機能として利用可能ですが、移植が必要な機能はまだたくさんあります。ジオメトリノードのサポートは機能パリティの後に計画されていましたが、すでに Blender でサポートされています。

ブラシアセット

アセットシステムとブラウザはペイントとスカルプト用のブラシを完全にサポートします。これにより、ブラシのバンドルを簡単に使ったり、作ったり、他の人と共有したりできるようになります。

最初のターゲットは、Blenderの4.0バージョンからすでに導入されています(”All “アセットライブラリと、まだ洗練されていないアセットシェルフ)。プロジェクトの主要部分(ブラシアセットそのもの)は最近再設計され、当初提案されたドラフトシステムを必要とせずにアセットを直接作成できるようになりました。

その後の予定

プロジェクトが終了すると、さまざまなモジュールを振り返り、問題やパッチをキャッチアップするための準備期間があります。その後すぐに、第2四半期中のさまざまなタイミングで、次のようなプロジェクトが予定されてています。

  • Pipeline & Assets(パイプラインとアセット)
  • Sculpting & Painting(スカルプティングとペイント)
  • Physics & Simulation(物理とシミュレーション)
  • Tablet Input Mapping(タブレット入力のマッピング)
  • GPU Projects(GPU プロジェクト)

これらのプロジェクトのほとんどは、その範囲と計画を明確にするために、その設計を具体化する必要があります。これは第1四半期中あるいは最終的にはプロジェクトが正式に始動する前に行われます。

さらに次のような予定があります。

  • 2024年には4.1、4.2 LTS、4.3の3つのリリースが予定。
  • 4月には初の北米Blenderカンファレンスがロサンゼルスで開催されます。
  • Cycles、USD、その他のモジュールは通常通り開発が続けられます。
  • 第3四半期と第4四半期についてはすでにアイディアがありますが、より現実的な計画にするため、近いうちに発表さ れることになります。

中長期リスト

  • Blenderアプリ(まだ不明、そのためのリソースが不足しています)。
  • レイヤーテクスチャリング(運が良ければ2024年後半に開始)。
  • Vulkanへの移行(2024年後半になるかもしれませんが、GPU Projects次第)

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Projects to Look Forward in 2024

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