AMD Software 24.1.1 がリリース！AMD Fluid Motion Frames、更新されたUI、最適化など

2024年1月23日（現地時間） – AMDは、ドライバの最新アップデート AMD Software 24.1.1 のリリースを発表しました。

新機能ハイライト
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新機能ハイライト

あらゆるゲームで瞬時にパフォーマンスを向上

2023年9月、Radeon GPUのパフォーマンスを向上させる新技術の一端をゲーマーに提供する目的で、AMD Fluid Motion Frames（AFMF）の最初のプレビュードライバがリリースされました。AMDはコミュニティからのフィードバックに耳を傾け、機能サポートの改善と拡張を行い、テクノロジーをさらに発展させて、今回のドライバのアップデートで、AFMFを正式にリリースしました。

AMD Softwareの最新アップデートでは、AMD Fluid Motion Framesを使用することで、これまで不可能だったゲームでの高フレームを即座に体験することができます。AMD Fluid Motion FramesとAMD HYPR-RXを搭載した最新のRadeon RX 7600XTでは、ユーザーのFPSが最大平均97%向上します。さらに優れている点は、AFMFがHYPR-RXプロファイルの一部となり、AMD FSRなどの追加機能をワンクリックで有効にできることです。

以下グラフでは、AFMFがFPSの大幅な向上をもたらし、HYPR-RXと組み合わせることでさらに向上していることがわかります。

AFMFをグローバルに適用するには、AMD Softwareを開いたときにホームタブでHYPR-RXを有効にするだけで、ワンクリックで簡単に適用できます。ゲームごとに体験をさらにカスタマイズしたい場合は、「ゲーム」タブでこの機能を見つけ、「ゲーム」セクションに移動してAFMFを個別に適用し、さまざまなタイトルでよりスムーズなゲームプレイでフレーム数の増加を楽しむことができます。

また、AFMFのサポートはデスクトップ向けだけにとどまらず、AMD Radeonグラフィックスを搭載したAMD Ryzenプロセッサーでも利用可能です。例えば、Radeon 780Mグラフィックスを搭載した最新のAMD Ryzen 7 8700Gプロセッサーでは、平均パフォーマンスを130%以上も向上させることができます。

ビデオ強化および最適化の改善

■ビデオ強化

AMD Softwareの最新バージョン24.1.1では、ビデオ強化機能も新しく改良されています。AMD Softwareの「Graphics（グラフィックス）」タブでトグルを有効にすると、ビデオのシャープネスと鮮明度が向上します。このサポートは、Google Chrome、Microsoft Edge、Media Playerなどのアプリケーションに拡張され、サポートは4k解像度まで拡張され、特に低画質のビデオでより忠実で鮮明な映像を提供します。

注意：この機能は現在、シングルディスプレイ構成でのみ機能します。

この機能を有効にするには、AMD Softwareを開き、「Graphics Settings」タブに移動して「Video Upscale」機能を見つけ、オンにします。オンにすると、専用のコントロールスライダーを使用して、メディアに応じて最適な設定になるようにディテール拡張の量をコントロールできます。さらに、バッテリーで動作する対応ラップトップシステムのユーザーは、Windows設定の「ビデオ再生（Video Playback）」タブで「ビデオ品質に最適化（Optimize for video quality）」設定を選択することで、サポートをさらに強化することができます。

なお、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザでは、（例えばYouTubeを視聴しているときに）ブラウザでの動画再生機能を有効にするためにもう1ステップ必要です。アドレスバーに「edge://flags」または「chrome://flags」と入力し、「Media Foundation for Clear」を探して、その状態を「デフォルト」から「有効」に変更してください。

■最適化

HEVC、AVC、AV1エンコーダーをお持ちのユーザーは、AMDソフトウェアで4K解像度までのより高品質な録画とストリーミングができるように、AMD Software内のビデオエンコードサポートにさらなる最適化が行われました。

AMDはパートナー各社と協力し、サードパーティ製アプリにこれらのビデオ機能強化や機能を提供し、より大きなサポートを提供していく予定としています。

AMD Assistant

最新のAMD Softwareドライバには、 AMD Assistantと呼ばれる新機能が搭載されました。

AMD Assistantは、ユーザーのシステムを監視し、AMDソフトウェア機能を自動的に有効/無効にすることで、ユーザーのゲーム体験を最高のものにする機能です。例えば、ユーザーがゲームを実行中にFPSが60 FPSを下回った場合、次に同じゲームを起動すると、AMD Assistantは、より良い体験のためにHYPR-RXを有効にして、より高いフレームを提供するよう判断します。