2023年11月29日(現地時間)にAMDにより発表されたUSD ファイルを共同編集するためのオープンソースコラボレーションシステム「AMD Render Studio」の紹介です。
AMD RenderStudio とは
レンダリング用のRadeon ProRenderを搭載した「AMD Render Studio」は、OpenUSDとMaterialXエコシステムを使用したクロスユーザーコラボレーションのためのツールセットです。
Autodesk MayaやBlenderなどのツールを使用しているアーティストは、シーンの作業を行いながら、他のユーザーからアップデートを即座に受け取ることができます。さらに、3Dファイルビューアとエディタも含まれており、他のコンテンツ作成ツールがなくてもUSDファイルの閲覧やコラボレーションが可能です。すべてのコラボレーションツールは、オープンソースで無料で利用可能です。
AMDは、オンラインドキュメントコラボレーションツールに触発され「AMD Render Studio」を開発しました。特に、メタバースや機械学習ベースのコンテンツ制作のような新しいテクノロジーでは、3Dコンテンツを簡単にオーサリング、コラボレーション、共有できることが非常に重要としており、同じ技術を他のベンダーのアプリケーションに実装するのに協力することを目標としています。
■含まれているもの(v1.0)
- USD ビューア、USD を編集し、AMD のMaterialX ライブラリからマテリアルを適用できます。
- クライアント間でUSDファイルの編集を同期して送信する AMD Render Studio Server。
- USD ファイルのライブ コラボレーションを可能にする USD アセット リゾルバー。
また、Render Studio を通じて USD のコラボレーションを可能にするさまざまなプラグインがリリースされています。
ダウンロード
AMD RenderStudio Kit とともに、RenderStudioサーバーとビューアーアプリケーションに接続するために必要なプラグインがリリースされています。ダウンロードは以下のリンクから
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