2023年11月16日(現地時間)- Maxon は、Maxon Oneサブスクリプションに含まれる複数の製品に対する包括的なアップデートを発表しました。ここでは、 ZBrush 2024 について紹介したいと思います。
新機能ハイライト
このリリースでは、7月に導入されたAnchors ブラシの改善、Knife ブラシ改善、ギズモとトランスポーズツール、類似パーツに繰返す機能などの新機能が追加されました。
■Anchors ブラシの改良
Anchors ブラシが改良され、サーフェスをマスキングすることなくブラシを使用できるようになりました。
■Knife ブラシの拡張
Knife ブラシの機能が拡張され、切り離したパーツを保持できるようになりました。アセットを分割しながら、スライスされた部分をサブツールメニュー内で分離または統合し維持できます。
■マスキングワークフローの改善
ギズモとトランスポーズツールに、トポロジーマスキングとマスキング領域の中心にスナップする機能が追加されました。ギズモとトランスポーズラインは、マスクされた領域の中央に自動的にスナップできるようになり、マスキングワークフローが改善しました。
■類似パーツに繰返す
新しい”類似パーツに繰返す(Repeat to Similar)”機能により、アーティストは編集中のソースメッシュから変更を繰り返し、同一トポロジーのターゲットメッシュに変更を適用できます。”類似パーツに繰返す”は、スカルプトへの変更、メッシュの置換、マスキング、ポリグループを他メッシュに反映できます。
■DragStamp
DragStampという新しいストロークオプションが追加されました。これにより、カーソルを前後に動かすことで、サーフェス上にドラッグされたアルファの強度をコントロールできるになりました。
■インサートメッシュブラシがストロークメニューオプションに対応
インサートメッシュブラシがストロークメニューオプションに対応し、従来のDragRect以外にも、Sprayなどのストロークと合わせて利用できるようになりました。
■その他のアップデート
- マスク機能に”全て拡張(Grow All Mask)”と”全て縮小(Shrink All Mask)”が追加され、よりダイナミックな制御とデザインの可能性が増加しました。
- エッジに適用するクリースを非マスク部位に反映する”UMクリース”と”UMクリース解除”という2つの新しいボタンが追加されました。
- Cinema 4DのノイズがZBrushのサーフェスノイズで利用可能になりました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
ZBrush 2024は、Windows 10 または 11 の 64 ビット版、Mac OSX:11.5以降で利用できます。
より詳しいシステム要件はこちらから
価格はサブスクリプションで5500円/月または52800円/年です。
また、Maxonのすべてのアプリ含まれている Maxon One サブスクリプションの一部としても利用できます。
詳しい価格の確認はこちらから
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