2023年11月7日 – Epic Games は、画像やレーザースキャンからリアルな3Dモデルを作成できるWindows用フォトグラメトリーソフトウェアの最新アップデート RealityCapture 1.3 のリリースを発表しました。
新機能ハイライト
この最新リリースでは、RealityCaptureがより速く、より効率的に、より正確になっています。
■モデルの再構築とテクスチャリングの高速化
RealityCapture 1.3では、スピードとパフォーマンスが大きく向上しています。モデル再構築の高速化で、モデルのサイズに応じて最大2倍速くなり、テクスチャリングは前リリースより最大3倍速くなっています。
■ワンクリックモデル生成の改善
このリリースでは、クリーンアップされたテクスチャ付きのハイポリモデルや、ベイクされたディフューズと法線マップ付きの簡素化されたローポリモデルを生成するワークフローが最適化され、ワンクリックで生成できるようになりました。
■モザイク処理ベースのUVアンラップとテクスチャリング(実験的)
多くのユーザーが知っているように、フォトグラメトリープロセスでは、通常、多数の、場合によっては数千もの別々のUVアイランドが自動生成されます。RealityCapture 1.3では、モザイク処理に基づくUVアンラップ処理により、UVアイランドをより少なくし、作業時間を短縮します。
また、モザイク処理ベースのテクスチャリングも導入され、メッシュ上の各トライアングルのテクスチャを生成するために、1つのオリジナル写真を効果的に使用し、最終的なテクスチャを形成するためにピースを一緒に組み立てます。その結果 モデルのディテールがよりシャープに、よりカラー精度が高くなりました。
■Niraへの直接アップロード
RealityCapture 1.3では、既存のSketchfabやCesiumへのアップロードに加え、Niraアカウントに直接モデルをアップロードすることができるようになりました。
Niraは、スマートフォンやタブレットを含むあらゆるデバイス上で、インタラクティブでコラボレーティブなウェブベースのレビューのために、巨大な3Dアセットをリアルタイムでレンダリングできるプラットフォームです。Niraでは、高速なモデルアップローダーとマルチスレッドモデルストリーミングが可能です。また、RealityCaptureモデルの編集にも使用でき、各要素の最適化やクリーニングを個別に行うことができます。
■その他
- モデルのインポートダイアログでの軸と変換の調整
- リソースキャッシュの動作を更新
- PLYモデルのインポートをサポート
- HEICデコーダメタデータの追加
- カスタム位置からのメッシュのレンダリングを追加。
- 詳細レベルのエクスポートに大きな三角形のアンラップオプションを追加
- 検査(Inspection)ツールの修正
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格について
RealityCaptureでは、PPI(Pay-Per-Input)クレジットという料金モデルが採用されています。PPI クレジット モデルでは、モデル再構成のためにアップロードした画像に対して支払いをします。モデル再構築は無料で、1円も使用せずにRealityCapture 内のすべての機能を試すことが可能です。モデルをエクスポートしたい時のみクレジットを支払います。
クレジットの価格は 10ドル – 3500PPIクレジット または 20ドル – 8000PPIクレジット です。また、PPIライセンスの他にも、企業向けの永久ライセンスもあります。
クレジットや企業向け永久ライセンスの価格はこちらから確認できます。
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