2023年10月10日 – Adobeは、After Effects 24.0(2023年10月アップデート)をリリースしました。
新機能ハイライト
2023年10月(24.0)リリースでは、After Effects の新機能、ユーザーがリクエストするワークフローの機能強化および重要な修正が行われています。
次世代ロトブラシ
次世代ロトブラシは、まったく新しい AI モデルを搭載した最新かつ改良版のロトブラシツールです。この次世代ロトブラシは、これまで以上に迅速かつ正確にフッテージからオブジェクトを抽出できるようになっており、必要な修正が少なく済みます。重なり合うオブジェクトを追跡したり、髪の毛や透明部分など、マスクしにくいフッテージの作業時でも、結果を調整して美しいコンポジットを生み出すことが可能です。
また、次世代ロトブラシは、ロトブラシ 2 と比較して、時間と空間にわたってフッテージ内のオブジェクトを選択および追跡する際の精度が向上しています。
OpenColorIO ワークフローの機能強化
OpenColorIO を使用してカラーを処理するカラー補正カテゴリにあるエフェクトとして、OCIO Look 変換と OCIO CDL 変換が追加されました。これらのエフェクトを使用する場合に、プロジェクトの OpenColorIO カラーマネジメントを有効にする必要はありません。
- OCIO Look 変換:Look 変換またはその逆変換をレイヤーまたはコンポジションに適用します。
- OCIO CDL 変換:CDL 変換またはその逆変換をレイヤーまたはコンポジションに適用します。
テキストスクリプトのサポート
テキストとフォント操作用の新しいスクリプトフックのセットを使用できるようになりました。これらの新しいフックは、After Effects UI で使用可能なものとスクリプトで一致させることを目的としています。
TextDocument オブジェクトの拡張に加えて、次の 2 つのまったく新しいオブジェクトがあります。
- フォントオブジェクト:フォントオブジェクトは、デバイス上の現在のフォント環境に関する情報を提供します。これにより、使用可能なすべてのフォントを取得して反復処理できます。
- フォントオブジェクト:フォントオブジェクトは、特定のフォントと使用されているフォントテクノロジーに関する情報を提供し、同じ Postscript 名を共有する複数のフォントがシステムにインストールされている場合に曖昧さをなくすのに役立ちます。
その他より詳しい情報はこちらから
価格とシステム要件
After Effects 24.0は、Windows 10(64 ビット)日本語版 V20H2 以降、macOS Big Sur v11.0 以降で利用できます。Apple シリコンコンピュータを使用の際はこちらのリンクもご参考に。
より詳しいシステム要件はこちらから
After Effectsの単体プランは
- 年間プラン, (月々払い) — 2,728 円/月(税込)
- 年間プラン, (一括払い) — 28,776 円/年(税込)
- 月々プラン — 3,828 円/月(税込)
となります。
また、After Effectsは、6,248 円/月 (税込) のCreative Cloud コンプリートプランの一部としても利用できます。
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