2023年10月10日 – Adobe は、Illustrator 2023年10月のアップデートをリリースしました。今回はデスクトップ版に加えて、Web 版のアップデートも行われています。
新機能ハイライト
デスクトップ版 Illustrator 2.8
デスクトップ版 Illustrator の 2023 年 10 月リリース(バージョン 28.0)では、Adobe Firefly を使用したテキストからベクター生成 、モックアップ 、Retype といったベータ版の機能が利用可能となりました。
テキストからベクター生成 (Beta) を使用してベクターを作成する
Adobe Firefly を使用したテキストからベクター生成 (Beta) が利用可能になり、ベクターグラフィックを簡単に作成できるようになりました。
希望の被写体、シーン、アイコン、またはパターンの簡単な説明を入力すると、複数のバリエーションがすぐに出力されます。
モックアップ (Beta) を使用して画像にベクターアートを適用
モックアップ (Beta)
を使用すると、製品パッケージ、マグカップ、T シャツなどのオブジェクト上にアートのイミテーションを作成できます。ラスタライズオブジェクトにベクターアートを適用すると、Illustrator がオブジェクトの曲線やエッジを維持したまま、オブジェクトに合わせてベクターアートを非破壊的に自動調整してくれます。
Retype (Beta) を使用して画像内の静的テキストを編集
Illustrator のRetype(Beta)では、Adobe Fonts やコンピューターから一致するフォントを使い、静的テキスト(ラスター画像またはアウトラインテキスト)を編集することができます。
スムーズスライダーを使用してパスを単純化
スムーズツールの拡張機能であるスムーズスライダーを使うと、パスのスムージングレベルを手動でコントロールできます。また、パス全体またはパスの一部を柔軟にスムージングすることもできます。
A. 最小スムージング B. スライダー C. 最大スムージング D. 自動設定
レビュー用に共有を使用して PDF ファイルへの共有可能リンクを作成
.ai ファイルや .aic ファイルに変換せずに、PDF ファイルへの共有可能なリンクを作成してフィードバックを収集できるようになりました。
その他より詳しいアップデート内容の確認はこちらから
Web 版 Illustrator
Web 上の Illustrator (ベータ版) は、直感的なユーザーインターフェイスとシンプルなワークスペースがあり、クリエイティブな作業をより簡単にする必要不可欠なツールと機能が搭載されています。
デスクトップやラップトップのブラウザからシームレスにアクセスできるので、外出中のデザイナーに最適です。
クイックペンツール(ベータ版
新しいクイックペンツール(ベータ版)を使って、直線や完全な円弧を直感的に描いたり修正したり、カスタムした幾何学的な図形を簡単に作成できるようになりました。
ペンツールやシェイプツールで描いたパスを、クイックペンツール(ベータ版)で続けて編集することも可能です。また、以前のペンツールも引き続き利用可能です。
価格とシステム要件
デスクトップ版Illustrator のシステム要件はこちらから確認できます。デスクトップ版Illustrator は、Adobe Creative Cloud コンプリートプランまたは単体プランとして購入することができます。価格は以下のようになっています。Illustrator on the Web (ベータ版) は、Illustrator サブスクリプションの一部として利用可能です。■単体プラン
- 年間プラン(月々払い) — 2,728 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 28,776 円/年(初年度21,481 円/年 )
- 月々プラン — 3,828 円/月
■creativecloudコンプリートプラン
- 年間プラン(月々払い) — 6,480 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 72,336 円/年
- 月々プラン — 10,280 円/月
価格の確認はこちらから
コメント