Plasticity 1.3 がリリース!Blenderへメッシュデータを素早く転送する Blender Bridge が追加

CGソフト

2023年10月9日(現地時間)- Nick Kallen氏は、3Dモデリングソフトウェア Plasticity 1.3 のリリースを発表しました。

新機能ハイライト

このアップデートでは、Blenderとの連携機能、カスタマイズ可能なラジアルメニュー、階層的なオブジェクトの非表示機能、キットバッシングに便利な機能、新しいコマンドなど多くの新機能が追加されています。

Blender Bridge

Blender Bridgeは、PlasticityからBlenderへメッシュデータを素早く転送するための機能でBlenderアドオンとして実現されています。一度接続したら、リフレッシュをクリックするだけで、素早くデータが読み込まれるため、一時的なファイルへのエクスポートやすべての設定オプションの調整を心配する必要がなくなります。

Plasticityでジオメトリを変更しても、Blenderで設定したマテリアルは保持されます。さらに、Plasticityのグループ構造はBlenderのコレクションとして反映されます。この過程で、Plasticityのドキュメント名を識別子としてBlenderの階層が作成されるため、複数のPlasticityドキュメントを1つのBlenderドキュメントに統合することができます。

リアルタイムでの更新されるライブリンク機能も搭載しています。Blender Bridgeの真の強みは、アセットを素早く取り込む機能で、Blenderマテリアル、Blenderライティング、レイトレーシングを使って作成したジオメトリを見ることができます。特定のFOVを持つゲームや最終レンダリングで使用される実際のカメラでのシーン内でオブジェクトを見たり、Blenderの機能を使用して、エンプティにアイテムを親として設定することや、アニメートしたり、リギングしたり、機械部品がしっかりと合うかどうかを確認することができます。

PlasticityドキュメントをBlenderシーンに配置した後でも、Faceting(フェセッティング)の設定を変更することができます。PlasticityのほぼすべてのFacetingツールがBlender内で利用できるので、モデルに必要なポリゴン密度やエッジフローを素早く得ることができ、ワークフローが速くなります。

現在のバージョンでは、BlenderでのUVシームとシャープの指定は保持されませんが、Blenderアドオンには、エッジを自動的にマークする機能、Plasticityの面やエッジに対応するジオメトリを自動的に選択する機能、UVシームをマージする機能が搭載されています。

Blender Bridgeを利用するにはアドオンのインストールと、機能の有効化が必要です。詳しくはこちらから

アドオンgithubページはこちらから

カスタマイズ可能なラジアルメニュー

ラジアルメニューはコマンドの実行を素早く行えるポップアップメニューで、ショートカットキーを使って表示できます。デフォルトでは、選択モードを切り替えるための “Selection mode”ラジアルメニュー と 3Dビューポートの設定を変更する”Viewport settings”ラジアルメニューの2つが用意されています。ラジアルメニューはユーザーがカスタマイズしたり、新たに作成することができ、Plasticity内のすべてのコマンドを組み込むことができます。デフォルトのラジアルメニューを使用するにはインストールが必要です。

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詳細、セットアップ方法はこちらから

階層的なIsolate

Isolateコマンドの機能が向上し、階層的にオブジェクトを隠すことができるようになりました。これにより、複雑なシーンでの作業が大幅に向上します。Isolateコマンドで表示するオブジェクトを絞り込んだ後、そのグループ内のオブジェクトをさらに選択してIsolateコマンドを実行すると、最後に選択したオブジェクトのみが表示されます。この機能は何段階も繰り返すことができます。絞り込んだ段階は画面上に表示され、それをクリックすることで段階的にオブジェクトの表示を戻すことができます。

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複数ウインドウ + コピーペースト + Placeコマンドによるキットバッシュ

複数のPlasticityウィンドウを開くことができるようになり、ワークフローの効率が向上しました。

さらに、ウィンドウ間でオブジェクトのコピーペーストができる便利なCopy with PlacementコマンドとPaste with Placementコマンドが実装されました。これはウインドウをまたぐことができるPlaceコマンドです。1つのウィンドウで、参照点を指定してオブジェクトをコピーし、別のウィンドウで同じ参照点を使って貼り付けることができます。この機能は特にキットバッシングに便利です。

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弦の長さが一定のフィレット

ソリッドのフィレット機能にChordal オプションが追加されました。Chordalオプションの特長は、フィレットされる角度に関係なく、フィレットの弦の長さを一定に保つ点です。この均一性は、モデルの異なる部分で視覚的な整合性を保つ際に特に役立ちます。

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新しいコマンド

■Selection: convert to groups

選択しているオブジェクトが属するグループのすべてのオブジェクトを選択するコマンドです。

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■Project Outline

ソリッドまたはシートの外形を現在の構築平面に法線の方向に投影し、カーブを生成します。

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■Create Outline

ソリッドまたはシートの外形を法線方向に沿って現在の構築平面に投影し、カーブを生成します。”Project Outline” コマンドは2Dのカーブを生成しますが、このコマンドは3Dのカーブを生成します。カーブはオブジェクトの元の境界位置に正確に配置されます。

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■Thicken Face

フェイスに厚みをつけることができます。

詳細はこちらから

その他

  • エッジMoveコマンドの改良
    • Moveコマンドを使用してエッジを移動する際に、Moveギズモが利用可能となりました。さらに、ピボットポイントを指定したり、フリースタイルで動かしたりできるようになりました。
  • アウトライナーの改良
    • グループフォルダーを右クリックすると、様々な関連コマンドにアクセスできます。例えば、「現在の選択をグループに追加」、「すべて選択」、「現在の選択で新しいサブグループ作成」、すべてのグループを折りたたむ・展開する、素材を変更するなど。

    • 選択へスクロール: 3Dビューポートで選択したオブジェクトをアウトライナー内で見つけるためのショートカットが提供されています。

    • 選択範囲のみ表示: 選択したオブジェクトが含まれる以外のすべてのグループとセクションを折りたたむショートカットも提供されています。

    • 複数のオブジェクトを選択して、一括で状態変更(隠す、無効にする、ロックするなど)や名前の変更、素材の修正ができます。

    • グループフォルダーにAltキーを押しながらクリックすると、そのセクション内のすべてのオブジェクトが選択されます。

    • セクションラベル(Solids、Sheets、Curves)を右クリックして「すべて選択」を選ぶと、そのセクション内のすべてのオブジェクトが選択されます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Plasticity は、Mac OSX (12 以降)、Windows (10 以降)、および Linux (Ubuntu 22) で利用できます。

永久ライセンスで、価格はindieライセンスが99ドル、スタジオライセンスが299ドルです。 30日間無料で使用できるトライアル版も用意されています。それぞれの価格と機能は以下の画像の通りとなります。支払はカード、Paypal、GooglePayで可能なようです。


Plasticity ウェブサイトへ

 

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