NVIDIA Picassoを使用した生成AIデモが公開、360 HDRi、PBRマテリアル生成など

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2023年8月8日(現地時間)- NVIDIAは、ビジュアルデザイン用の生成AIモデルを開発するためのクラウドベースのファウンドリである Picasso の最新機能を組み込んだデモを発表しました。

PicassoはNVIDIA Omniverse Cloudのplatform-as-a-service上で動作し、コンテンツプロバイダーやサービスプロバイダーが自社のウェブサイトやアプリケーションに簡単に接続できるサーバレスアプリケーションプログラミングインタフェースでアクセスできます。

Shutterstock、NVIDIA Picassoで3Dシーン背景に生成AIを導入

Shutterstockは、Picassoを利用した新しいサービス360 HDRiを発表しました。このデモでは、NVIDIA Picassoを使用して構築されたサービスが、どのように環境マップ生成を効率化し、3Dワークフローを高速化するかを見ることができます。

以前は、アーティストは高価な360度カメラを購入して背景や環境マップを一から作成するか、3Dシーンに正確にマッチしない固定オプションから選択する必要がありましたが、Picassoに搭載された360 HDRiサービスでは、ユーザーがテキストや参照画像を入力するだけで、パノラマ画像を素早く生成することができます。さらに、生成AIのおかげで、カスタム環境マップは、プロンプトとして入力された背景画像と自動的にマッチさせることができます。

Shutterstockの発表はこちらから

AutodeskがPicassoを採用

メディアとエンターテインメントのクリエイター向けに3Dソフトウェアとツールを提供するAutodeskは、Picassoのファンデーションモデルを使用して開発された生成AIコンテンツ作成サービスを、人気の3DソフトウェアMayaに統合する予定です。

Autodesk の顧客のワークフローを AI で強化することで、アーティストは創作に集中することができ、最終的にコンテンツをより速く制作できるようになります。

テキストや画像のプロンプトから物理ベースのマテリアルを生成するデモ

SIGGRAPH Real-Time Live

で公開されたデモでは、アーティストがテキストや画像のプロンプトを使用して、布地、木、石などのカスタム テクスチャ マテリアルをより迅速に、より繊細なクリエイティブ コントロールで生成する方法が紹介されました。

デモでは、最適化されたAIモデルがいくつか組み合わされています。

アーティストは簡単なテキストを入力するだけで、レンガやモザイク模様のようなタイル状のマテリアルを生成したり、フランネル生地の見本のような参照画像をインポートして、バーチャルシーン内の任意のオブジェクトに適用することができます。

AI編集ツールは、コーヒーテーブルのテクスチャの中央部など、作業中のマテリアルの特定の領域を修正することが可能です。

そして、AIで生成されたマテリアルは法線、粗さ、アンビエントオクルージョンマップを含んでおり、物理ベースのレンダリングをサポートし、シーンの照明の変化にリアルに反応します。


Shutterstock Brings Generative AI to 3D Scene Backgrounds With NVIDIA Picasso

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