Academy Software Foundation、MaterialX の新サブプロジェクト OpenPBR を発表

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2023年8月2日(現地時間) – Academy Software Foundationは、MaterialXの新しいサブプロジェクトであるOpenPBRを発表しました。

Autodesk と Adobe が オープンソースのシェーディングモデルOpenPBR を作成

OpenPBRは、MaterialX Technical Steering Committee のガイダンスを受けてAutodeskとAdobeによって作成され、Autodesk Standard Surface と Adobe Standard Material の後継となる新しいオープンソースのシェーディングモデルです。今後、 Autodesk と Adobe の両社は OpenPBR に注力する予定です。

コンピュータグラフィックスにおけるリッチなマテリアルとルックデベロップメントコンテンツを表現するためのオープンスタンダードである MaterialX は、アーティストが共通のネットワーク化された形式でマテリアルを記述することを可能にし、レンダラーやプラットフォーム間で一貫したルックを持つアセットを提供します。

OpenPBR は MaterialX をベースに、アーティストが作成するサーフェスの物理的なプロパティとどのようにインターフェイスするかの記述を提供することで、アーティストに作業するためのより具体的なインターフェイスを提供し、変換をほとんど必要とせずにアセット間でデータをやり取りできるようにします。

ローンチ時には、OpenPBR のリファレンス実装が MaterialX に統合されており、すでに MaterialXを サポートしているものは自動的に OpenPBR をサポートするので、チームが独自の実装を構築する必要はありません。

Academy Software Foundation の Executive Director である David Morin 氏は、次のように語っています。

「AutodeskとAdobeによるOpenPBRシェーディングモデルの共同開発は、オープンソースソフトウェアを中心に企業がコラボレーションするための中立的なプラットフォームを提供するという我々のミッションに合致するものであり、我々が全面的にサポートしたいコンバージェンスの一例です。私たちは、MaterialXプロジェクトの中でOpenPBRをホストできることを嬉しく思っています。」

OpenPBRに関する追加情報は、Academy Software Foundation の毎年開催される Open Source Days プログラムの一環として開催されたMaterialX Virtual Town Hallで共有されました。タウンホールの録画は、今後数週間以内にYouTubeに投稿される予定です。

OpenPBRリポジトリは、今月中にGithubで公開され、Academy Software Foundationのソーシャルメディア チャンネルを通じて発表される予定です。


Academy Software Foundation Announces OpenPBR, a New Subproject of MaterialX

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