オープンソースの無料ベクターグラフィック編集ソフトウェア Inkscape 1.3 がリリース

無料でオープンソースのベクターグラフィックス編集ソフトウェア Inkscape 1.3 がリリースされました。

新機能ハイライト
既存機能の改善
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新機能ハイライト

このバージョンは、ユーザが整理整頓し、より効率的に作業できるようにすることに焦点が当てられており、パフォーマンスの向上、いくつかの新機能、およびいくつかの既存機能の改良が行われています。

シェイプビルダーツール

すべてのシェイプの全体と、重なり合った複数のシェイプを選択する機能 (クリック、またはクリックとドラッグ)ことができる新しいシェイプビルダー(Shape Builder)ツールが追加されました。このツールには、Shiftのショートカットがあり、パーツの足し算と引き算を素早く切り替えることができます。

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このツールはまだ新しいものなので、現在1つ注意点があります。カーブしたシェイプでこのツールを使うと、多数のノードを持つパスができてしまうことがあります。本当に正確である必要がない場合は、Ctrl+Lか’Simplify’ LPEを使って結果を単純化してください。これは Inkscape の将来のバージョンで対処される予定です。

ドキュメントリソースダイアログ

ドキュメントリソースダイアログ（Document Resources Dialog）は、パターン、フィルタ、色、フォント、シンボル、マーカーなど、ドキュメントに含まれるリソースのチェックリストで、商業印刷のためにファイルを共有するときなどInkscapeドキュメントを効率的に整理したいときに役立ちます。

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フォントコレクション

新しいボタンは、多くのフォントと格闘している人たちが、コレクションごとにそれらを分類し、どの契約、クライアント、カスタムプロジェクト用にどのフォントを取得すべきかを簡単かつ素早く特定するのに役立ちます。また、筆記体、ファニー、セリフ体、サンセリフ体など、スタイル別に整理することもできます。

パターン

実用的なパターンライブラリにアクセスできるだけでなく、パターンを調整できる新しいパターンエディタが追加されました。形、サイズ、回転、色、オフセットなどを使用してパターンを調整できます。

既存機能の改善

レイヤーとオブジェクトダイアログ

検索ボックスが復活しました。改善されたオブジェクトダイアログでは、スライダーを使ってレイヤーの不透明度やブレンドモードを調整したり、複数のオブジェクトをドラッグしてスワイプひとつで隠したりロックしたりできるようになりました。ナビゲートと微調整のためのショートカット（矢印キー、スペースバー、シフトキー）も便利です。

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ページの余白と裁ち落とし

印刷用にドキュメントを準備する際（もちろんRGBで）、余白と裁ち落としをより自由にコントロールできるようになりました。ページの境界線の真ん中に、新しい丸いハンドルがあります。クリックしてドラッグするだけで、余白を設定できます。余白の赤い境界線に関しては、ツールコントロールバーから、ドキュメントをカスタマイズできるフライアウトメニューで編集できます。