2023年7月19日(現地時間)Topazlabsは、同社の動画の品質向上のためのソフトウェアの最新アップデート Topaz Video AI v3.3.5 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、書き出しフロー、オーディオオプション、画像シーケンスオプションの改善など々な修正と改善が加えられています。
書き出しフロー、オーディオオプション、画像シーケンスオプションの改善
下記のいくつかの新機能と改善により、出力ビデオの書き出し設定をより簡単に選択できるようになりました。
- 1つの大きなリストから選択するのではなく、より論理的な方法で必要な書き出しエンコーダを選択できるようになりました。
- Image Sequence は Video エクスポートから分離され、異なるビット深度をサポートし、特定のフレーム番号からファイル名を開始できるようになりました。
- ビデオとオーディオ設定の特定の組み合わせがサポートされていない場合、より良いメッセージが表示されるようになりました。
- MOVエクスポートにProRes Proxyプロファイルを使用できるようになり、VP9にMKVコンテナを使用できるようになりました。
また、書き出しでは、より多くのオーディオオプションもサポートするようになりました。
- トランスコード用のオーディオコーデック(AAC、AC3、PCM)とビットレートを指定できるようになりました。オーディオコーデックは、サポートされているコンテナにのみ表示されます。
- “Auto “モードが削除されました。以前のAutoモードでは、、可能であればコピー、そうでなければ128k AACへのトランスコードを選択していましたが、これが品質の低下につながることがありました。
今後数ヶ月間、インポート/エクスポートのフローとアプリの全体的なエクスペリエンスの改善が継続される予定です。
その他の改善点
6月のアップデート以降、次のような改善が行われています。
- ビデオプレーヤーの再生速度の向上。
- ProResで書き出す際にフレームが欠落していたのを修正。
- フルビデオを書き出す際に、時々フレームが欠落することがあった問題を修正。
- Apple M2 での Iris アーチファクトを修正。
- DPXと3GPインポートのサポートが追加。
- エクスポート設定に ” Live Preview ” トグルが追加され、環境設定のメッセージの内容を書き換え、ツールチップが追加。
- 画像シーケンスをエクスポートするときにカスタム開始フレームのファイル名を設定する機能が追加。
- ファイル名とカラースペースの不一致に関する画像シーケンスのインポート/エクスポートの問題を修正。
- “Back to Input ” 動作が修正され、現在選択されている出力と一致する入力ビデオに戻るようになりました。
- PNG/DPXをVP9にエクスポートする際に無効な出力があった問題を修正。
- エクスポートされたビデオで “videoai” メタデータタグが欠落していた問題を修正。
- その他のさまざまな修正と改善。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから( v3.3.5, v3.3.4, v3.3.3 , v3.3.2, v3.3.1.)
今後の予定
今年中に、以下のような新しい主要機能が実装される予定です。
- 高品質の入力ビデオの低照度パフォーマンスを向上させる新しい 1x ノイズ除去モデル。
- 一般的な NLE との統合。
- クラウドバックエンドへのオフロード処理。
- 低・中画質入力ビデオ用のIrisモデルの改善。
- 処理の一時停止と再開が可能に。
- エクスポートと再インポートを行わずに、2 回目のエンハンスメントパスを適用できるように。
- 異なるプレビュー間の比較エクスペリエンスの向上。
一般公開前にこれらの機能を試したい場合は、ビデオベータプログラムにこちらから申し込むことができます。
価格とシステム要件
Topaz Video AI は、Windows 10 (ビルド 19041 v2004 以降)、 11、MacOS 10.14 Mojave 以降(CPUサポートの場合)で利用できます。
最新のシステム要件の確認はこちらから
価格は永久ライセンスで299.00 ドル(1年間のアプリアップデートを含む)です。
セール情報
現在セールが行われており、50ドルオフの249ドルで購入することが可能です。
期間は8月4日(現地時間)までです。
Topaz Video AI の基本的な機能はこちらの記事で確認できます。
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