Google 3D タイル をBlenderにインポートできる無料アドオン『Blosm for Blender』

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Google 3D タイル をBlenderにインポートできる無料アドオン『Blosm for Blender』の紹介です。

Google 3D タイル をBlenderにインポートできる無料アドオン『Blosm for Blender』

このアドオンは、元々Blender-OSMとして知られていたアドオンで当サイトでも以下の記事で紹介しました。

[無料]BlenderにOpenStreetMapの建物、地形、衛星画像をインポートできるアドオン「blender-osm」
BlenderにOpenStreetMapの都市、地形、衛星画像のインポートすることができる無料アドオン「blender-osm」の紹介です。 blender...

このアドオンがアップデートされて、2023年5月に実験的にリリースされた Google Maps Platform の Photorealistic 3D Tiles をサポートしました。それに合わせてアドオンの名前も『Blosm for Blender』に変更されたようです。

このアドオンを使用すると、Googleの 3D Tiles API を介して、以下の動画のような高解像度の画像でテクスチャ化されたシームレスな3DメッシュをBlenderにインポートすることができます。現在、Google 3D Tilesは、49カ国2500以上の都市をサポートしています。

使用方法

Maps API Keyを取得

アドオンでGoogle 3D Tilesを利用するには、Maps API Keyが必要となります。以下の取得することができます。

  1. こちらのページからMaps API Keyを取得。
    ※3Dタイルキーの取得に必要な課金アカウントを設定するには、有効なクレジットカード番号が必要です。ただし、実験段階でのGoogle 3Dタイルのご利用は、利用制限に基づき無料となります。3Dタイルキーの取得に関するGoogleの詳しい説明はこちらをご覧ください。
  2. こちらのページからMaps Tiles APIを有効にする。
  3. 取得した3D Tiles Keyを、アドオン環境設定の3D Tiles Key欄に入力してください。

Google 3D Tilesの基本的な使い方

  1. d:ドロップダウンリストから[Google 3D Tiles]を設定。
  2. a:[select] ボタンを押してインポートする地図の範囲を選択します。ブラウザ ウィンドウがポップアップし、マップ範囲を選択するためのページが表示されるので。Web ページの指示に従ってください。このステップの最後には、座標を含む文字列がクリップボードにコピーされます。ここで Blender に戻ります。
  3. b:[paste] ボタンを押して、インポートする領域の座標を貼り付けます。
  4. f:ドロップダウンリストから必要な詳細レベル(level of detail)を選択します。
  5. e:[import] ボタンを押して、Google 3D タイルのダウンロードとインポートを開始します。

■インポート設定

  • g:Join 3D Tiles objects
    チェックした場合、インポートされた3D Tilesは一つのBlenderオブジェクトに統合され、二重頂点は削除されます。チェックしない場合は、各3Dタイルは別々のBlenderオブジェクトとして保存されます。
  • h:Relative to initial import
    チェックした場合、Blosmアドオンで過去にインポートしたことがあれば、現在のインポートはBlenderのゼロポイントではなく、最初のインポートからの相対インポートになります。チェックを外すと、以前のインポートは無視され、現在のインポートはBlenderのゼロ点を基準に行われます。

詳細レベルについて

最も低い詳細レベル(level of detail)は[whole city]で、最も高い詳細レベルは[buildings with more details]となります。ドロップダウンの下の方が詳細レベルが高くなっています。

以下の動画では、[groups buildings][separate buildings][buildings with details][buildings with more details]の下から4つの詳細レベルを比較してみました。

使用してみた感じだと、インポートに時間はかかりますが、buildings with details以上の詳細レベルはほしいところですね。

注意

大きな領域をインポートしたり、高い詳細レベルを使用したりする際は、Google 3D Tilesのダウンロードとインポートに非常に時間がかることに注意してください。また、Google Cloudは、要求された領域を超えて、かなりの数の3Dタイルを返したりするようです。

Blenderではインポート中はフリーズするので実際に読み込めているかわからなくなりますが、正常に動作していれば、Googleのこちらの指標ページのリクエストが徐々に増えていくのが確認できると思います。

ダウンロード

Blosm for Blender の無料ダウンロードはこちらから

このアドオンにはより機能が豊富な有料プレミアバージョンもあります。詳細はこちらから

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