2023年6月27日(現地時間)- CLO Virtual Fashion は、3Dファッションデザインソフトウェアの最新アップデート CLO 7.2 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、新モジュラーライブラリ、ソフトボディシミュレーションの搭載、カメラアニメーションといった新機能が追加されています。
新モジュラーライブラリ
新しいモジュラー作成ワークフローにより、モジュラーライブラリをより迅速かつ簡単に作成できるようになりました。自由にモジュラーライブラリを構成し、衣装を読み込んで簡単にブロックから新たな衣装を作成できます。 モジュラーライブラリの階層は、グループ»カテゴリ»スタイル»ブロックの4段階に細分化されており、必要な構成に分類できます。
ソフトボディシミュレーション
現実の人体のような柔らかさを備えたソフトボディシミュレーションにより、さらにリアルなフィッティングが可能になりました。アバターの属性で、肌の弾力性を表現する変形可能なボディシミュレーションを適用するかどうかを設定できます。
これらのオプションは、CLOのデフォルトの大人アバターでのみサポートされており、衣装が必要な場合はシミュレートできます。
カメラアニメーション
カメラの位置と角度を自由に設定し、ダイナミックなアニメーション制作が可能になりました。
ゴム物性プリセット
パターンや線分にゴムを適用して、ゴムの弾性を簡単に表現、調整できるようになりました。ゴムバンドやシャーリングなどのディテールを表現できます。
次の手順で適用することができます。
- ライブラリウィンドウ>Fabric>Elasticフォルダ>任意のゴムをパターンに適用します。
- または、オブジェクトブラウザの生地タブより、ゴム物性を適用するパターンの生地を選択します。
→属性編集に属性が表示されます。
- 物性の右側にある項目をクリックし、ゴムを選択します。
→ゴムの属性が表示されます。
- ゴムの属性を調整します。
プリセット値 デフォルトで提供されるゴムプリセットを設定します。 強度/剛性 ゴムの強度と剛性を調整します。 厚さ ゴムの厚みを設定します。
その他の機能
- アバターサイズ編集のアップデート:アバターのプロポーションをより簡単かつ自然に調整できるようになりました。
- カーブ点最適化のアップデート:カーブ点の数をより簡単に最適化できるようになりました。
- シーンとプロップの保存:ステージとレンダリングの属性を1つのファイルとして保存し、さまざまな衣装に適用できるようになりました。
- ファスナーのアップデート:スライダー/引手/ストッパーのすべての属性をファイルとして保存して簡単に管理し、ファスナーの数量と単価に応じたコストを確認できるようになりました。
- プリントレイアウトモードのアップデート:配置されたグレーディングパターンのサイズ情報を一目で確認し、生地の長さを指定してパターンをより効率的に配置できるようになりました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
新機能ウェビナー
価格とシステム要件
CLO は、Windows 10 64ビット(1903以降)、Mac OS Catalina 10.15以降で利用可能です。
最新のシステム要件はこちらから
自営業、フリーランスなどの個人での利用は50ドル/月、450ドル/年です。企業向けプランはお問い合わせが必要となっています。また学生向けのプランもあり、個人プランの半額となっています。
詳しい価格情報こちらから
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