INSYDIUM Fused 2023.3 アップデートがリリース!

プラグイン

2023年7月5日(現地時間)- INSYDIUMは、同社の開発するCinema4D向けのプラグインコレクション INSYDIUM Fused の最新アップデートをリリースしました。

新機能ハイライト

この最新アップデートでは、INSYDIUM Fusedコレクションの X-Particles、NeXus、Taiao、TerraformFX、MeshTools に新機能が追加されています。

NeXus

NeXusには、X-Particlesの人気機能とモディファイアのGPU強化バージョンが含まれています。再設計されたnxQuestionには、オブジェクトベースの階層システムに統合された高度なコーディングロジックが追加され、新しいレベルでのパーティクル制御が可能になりました。

データマッピングがNeXusインフラストラクチャに追加され、コンストレイントやフルイドを含むNeXusモディファイアの様々な部分を制御するカスタムデータマップの作成が可能になりました。さらに、nxFlock、nxInfectio、nxWave、nxUpres、nxAvoidなどの新機能が導入されています。

nxQuestion

X-ParticlesのQuestionとActionsのコンセプトが一新され、オブジェクトベースの階層システムに高度なコーディングロジックが組み込まれました。このシステムにより、ループ、GLSLスクリプト、シンプルなパーティクルテストを含めることができ、パーティクルのコントロールが一段と向上しました。

nxQuestionは、パーティクルデータとシーンデータからエフェクトをトリガーできます。これを使えば、パーティクルエフェクトを駆動する独自のスクリプトを書くことが可能となります。nxQuestionは非常に複雑になりますが、初心者でも簡単かつ直感的に使うことができます。質問とアクションを論理的なワークフローで無限に重ねることができるので、複雑なシーンの構築と管理が簡単になります。

nxQuestionsスクリプトレイヤーを使用すると、独自のパーティクルエフェクト用のGLSLスクリプトを作成できます。事前にプロンプトの指示を貼り付けて、AIにXパーティクルの扱い方を教えてから質問すると、ChatGPTを使ってコードを生成することも可能です。

 

データマッピング

 

X-Particlesのデータマッピングのコンセプトが、NeXus用に新しく再設計されたモダンなシステムに組み込まれています。

このシステムにより、コンストレイントや Fluidを含むNeXusモディファイアの様々な部分をコントロールするカスタムデータマップを作成することができ、シンプルで簡単にエフェクトを作成できます。

 

nxUpres

 

NeXusの新機能であるnxUpresでは、低解像度のパーティクルシーンで作業した後、セカンダリの高解像度nxUpresエミッタにモーションを転送してパーティクル数を増やすことができます。

これにより、複雑なシーンを構築しても、安心して最終的なレンダリングを行うことができます。

nxInfectio

xpInfectioモディファイヤの新しいGPU強化バージョンが追加され、パーティクル成長シミュレーションを作成できるようになりました。

nxInfectioを使用して、何千ものパーティクルを素早く感染させ、成長パターンに影響を与えます。高速でロバストなので、印象的なビジュアルエフェクトの生成に最適です。

nxWave

xpWaveモディファイヤのGPU版であるnxWaveが追加されました。より高速なGPUノイズと調整可能な波の高さと周波数が特徴で、あらゆる波の動きの要求に応えます。

その他NeXusのアップデート

  • nxAvoid – シーン内の他のオブジェクトを避けるようにパーティクルの方向を変更します。オブジェクトが検出されると、パーティクルをフリーズさせたり、キルさせたりするのにも使えます。
  • nxFlock – パーティクル同士が相互作用したり、刺激に反応したりして、群れの中の生き物の行動や反応を模倣します。
  • nxBlend – 新しいブレンドモードとエミッタの重み付け。
  • nxConstraints – 接続のノードツリーGUIとフォールオフタイプのアイコンが更新されました。
  • nxWind – 新しいフォンカルマン(von Karman)モード。

Taiao

植物生成ツールのTaiaoが大幅に改良され、成長効果やリアルな力の新しいアニメーションツールが追加されました。これらの機能強化により、アーティスティックなワークフローと構成が改善されました。

 

■成長(Growth)

 

 

改良された成長システムは、各植物レイヤーの成長をアニメーション化する機能を提供します。

キーフレーム化された葉、花、またはカスタムオブジェクトを使用し、それらを個別にアニメーション化することが可能で、葉のトリガーモードをシーケンスに設定することで、下から上にアニメーションすることができます。

また、フィールドを使って、植物のアニメーションするレイヤーを成長させることもできます。

 

■フォース(Forces)

 

 

Taiaoのフォースは完全にレイヤーベースになり、植物のレイヤーごとにコントロールできるようになりました。幹や枝の長さに沿って力の強さを調整できます。

さらに、フィールドと葉の新しいカールオプションを使って、よりリアルな結果を得るための二次変形を追加できます。

 

■モディファイアスタック

 

 

モディファイアスタックは、TaiaoのtoPlant、toLeave、toFlowerを強化する強力な新ツールです。

植物レイヤーごとのモディファイアスタックを使えば、ファーリング、乱流、変位、ツイストなどのモディファイアをプロシージャルにレイヤー化し、フィールドを使って個々のレイヤーをアニメーション化できます。

■toLeaf

toLeafは、新しいプロシージャルな葉ジェネレータです。標準的な葉から掌状葉、羽状葉まで、リアルな葉を作成できます。葉脈構造を作成し、モディファイアスタックを活用し、複数のひだ、毛羽立ち、乱れをレイヤーして特定の外観にできます。プロファイルの向き、分布、サイズの変化をコントロールできます。

MeshTools

MeshTools には、プロシージャルなレイキャスティングスプラインジェネレータである mtRayline と、フォーク状の稲妻を作成し、ケーブル配線や電気アークシステムを設計するためのツールである mtSplineFX が追加されました。

■mtRayline

新しいプロシージャルレイキャスティングスプラインジェネレータが追加されました。光線をキャストするオブジェクトまたはX-Particlesエミッタを選択し、シーンオブジェクトを追加すると、光線がキャストされ、そのオブジェクトに跳ね返ります。これは、リアルタイムでアニメーションし、更新されます。

■mtSplineFX

新しいスプラインエフェクト生成ツールは、分岐した稲妻の作成、ケーブルシステムのデザイン、詳細なウェビングデザイン、複雑な電気アークシステムに最適です。カスタムオブジェクトやパーティクルを使用して、開始オブジェクトと終了オブジェクトの間にスプラインを生成し、重力、成長、モーション、回避を追加して、さまざまなエフェクトを作成できます。

TerraformFX

TerraformFXがアップデートされ、デザイン、ライティング、レンダリング、テクスチャリング、シミュレーションなど、景観生成やアニメーションのためのパワフルなツールが追加されました。

tfRiver

新しいオペレータtfRiverを使えば、独自のカスタムスプラインに基づいて、または完全にプロシージャルな Perlin worm を使い、始点と終点を選択することで、美しい川を作ることができます。

河川システムはレイヤーに基づいており、主要な河川は自然の地形に沿って流れます。また、二次的な河川を追加することもできます。

その他すべてのアップデート

  • tfFold ハンドルのサポート:ビューポートハンドルで折り返しレベルを快適に操作できます。
  • tfFormula:抽象的なアニメーションランドスケープの生成に数式を使用。
  • tfLightRig: tfTerrainオブジェクトに組み込まれた新しいライトリグ。
  • tfTrace:シーンのジオメトリをTerraformFXの高さフィールドに組み込むためにレイトレーシングを使用する新しいオペレータ。
  • Distribution Curve:tfRoadの道路スプラインに沿ってカスタムクローン分布を作成。
  • GradientUV Shader:任意のオペレータからの任意のデータに基づいて、地形サーフェスに色をマッピングします。
  • プリセット地形:山、谷、島、渓谷、川。
  • Randomize Terrain:設定をランダム化して保存する新しいコマンド。
  • 道路マテリアル:tfRoadのセンターラインマテリアルを作成します。
  • Subdivide Bottom(底面を細分化): tfTerrain内のオプションで、細分化された平面を使用して底面を構築します。

X-Particles

X-Particlesは、キャッシュされたシーンからパーティクルを生成できるようになります。さらに、エミッタのアップデートにより、ジェネレータにマルチインスタンスのサポートが追加されます。

価格とシステム要件

INSYDIUM Fusedは、Windows 7以降、またはmacOS High Sierra(10.13)以降で動作する Cinema 4DR19以降と互換性があります。TerraformFXのみCinema 4D R20以降が必要です。より詳しいシステム要件はこちらから

ライセンスは、永久ライセンスとサブスクリプションライセンスの2種類あります。

永久ライセンス

新規の INSYDIUM Fused  Complete ライセンスの価格は、990ポンドです。アップデートには、350 ポンドの Fused Upgrade を購入する必要があります 。

サブスクリプションライセンス

サブスクリプション価格は、160ポンド/3か月、250ポンド/6か月、390ポンド/年です。

この他にもラーニングエディションが用意されています。すべての価格オプションの確認はこちらから


INSYDIUM Fused 2023.3 Update

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