2023年6月28日(現地時間) – Chaosは、V-Rayシーンを100%レイトレース環境でリアルタイムに探索・操作するツールの最新アップデート Chaos Vantage 2.0 をリリースしました。
Chaos Vantageについて
Chaos Vantageは、V-Ray 3Dプロダクションシーンをリアルタイムでレイトレースして探索できるツールです。Chaos Vantageでは、時間のかかる変換は必要なく、V-Rayシーン全体をVantageにドラッグ&ドロップするだけで、探索を開始できます。建築、映画制作、自動車などの高品質なビジュアライゼーションやプリビジュアライゼーションを素早く作成できます。
Chaos Vantageのユースケースに関する動画が新しく公開されています。
シーン探索
高速レンダリング
リアルタイムリファレンス
プレイブラストの作成
リアルタイム ビューポート
新機能ハイライト
このリリースでは、、VFXだけでなく建築ビジュアライゼーションにも最適な新機能が合計20近く搭載され、フォトリアリスティックなアニメーション、プリビズ、シーン探索を高速で簡単に行うことができるようになっています。
■シーンステート
ライトセットアップ、マテリアル、オブジェクトのトランスフォーム、ポストプロセスのルックをさまざまなカメラに割り当て、簡単に呼び出して、バッチレンダリングのために送信できます。
■ライトの作成と配置
Vantage でさまざまなタイプのライトを直接作成できるようになりました。高度な配置オプションを使用すると、DCC に依存することなく、Vantage で直接ルックデブを実現できます。
■変形メッシュ
風で動くリアルな植生や、デザインと対話するアニメーション化された人々をビジュアライズすることができるようになりました。
■レンダーエレメント
よく使われるレンダーエレメントやオブジェクトマスク、マテリアルマスクを追加して、ポスト処理でイメージを微調整できます。
■スキャッター
わずか数クリックで、シーンに何百万ものオブジェクトを配置できます。新しいスキャッターツールでは、森、野原、群衆などをすばやく簡単に作成できるようになりました。
■拡張アニメーション
さらに多くの .vrscene アニメーション エフェクトを Vantage に取り込むことができるようになりました。ライトの明滅やフェードからタイリングオフセットのアニメーションまで、アニメーション化されたマテリアル、テクスチャ、ライトがVantageでシームレスに動作するようになりました。
■霧を散布
ゴッドレイ、窓からの光線、街灯、リアルな光散乱を伴うボリューメトリックフォグなど、リアルな環境エフェクトをシーンに追加できるようになりました。
■アップスケーリング機能付きNVIDIA AI Denoiser
高品質出力をレンダリングする際にNVIDIA AI Denoiserを採用し、自動的にノイズを除去できます。アップスケーリングモードを使用すると、インタラクティブレンダリングのフレームレートと応答性を向上させることができます。
■NVIDIA RTXDI
Vantageは、Direct light reservoirサンプリング機能を備えたNVIDIA RTXDIを実装しており、パフォーマンスやリソースの制約を気にすることなく、シーンにたくさんのダイナミックライトを追加できます。
■ネストされた.vrscenes
V-RayシーンをVRaySceneオブジェクトで参照できるようになり、異なるV-Ray統合間でシーン全体を共有できるようになりました。
■複数のUVチャンネルをサポート
新たに追加されたマルチUVチャンネルサポートにより、ラベルのスタックやデカールの追加などのマテリアルを作成されます。
その他
- 品質プリセット:1 つのスライダーで品質とインタラクション速度のどちらかをすばやく選択できるため、Vantage を高品質のレンダリングまたはより高速なフィードバックに設定できます。
- UIの刷新:Vantage 2.0 が刷新されました。モダンな外観と操作性を備えた、更新されたユーザー インターフェイスをお楽しみください。
- AMD GPUのサポート:Vantage は、DXR 互換* AMD グラフィックス カードで実行できるようになりました。
その他のアップデートの確認はこちらから
価格とシステム要件
ChaosVantageは、Windows 10 Update 2004 (バージョン 10.0.19041)以降、でDXR 互換の NVIDIA ®または AMD GPUでりようできます。より詳しいシステム要件はこちらから
価格は86400円/年または7200円/月です。
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