2023年5月23日(現地時間)- Rokoko は、Rokoko Studio 2.4.0 のリリースを発表しました。
Rokoko Studio とは
Rokoko Studio は、キャラクター アニメーション プロジェクトのキャプチャ、アニメーション化、ライブ ストリーミング、編集、エクスポートを行うためのワンストップショップです。2016 年にRokokoが構築した「オリジナル」の 3D ソフトウェアを置きかえるためにゼロから再構築され、2023 年1月19日に正式リリースされました。
Rokoko Studioでは、Rokoko モーションキャプチャツールや Sony mocopi のボディモーションデータの設定、プレビュー、記録、転送を行うことができます。
ネイティブ統合により、モーション キャプチャ アニメーション データを、Unreal Engine、Unity、Blender、Maya、Cinema 4D などを含むお気に入りの 3D ソフトウェアにリアルタイムで送信したり、業界互換のスケルトン プリセット オプション (Human IK、Mixamo など)、メッシュ エクスポート、およびカスタム エクスポート オーバーライドを含む、モーション キャプチャ アニメーションを .FBX または .BVH でエクスポートすることが可能です。
制限はありますが無料から使用することができます。
より詳しい情報はこちらから
新機能ハイライト
Rokoko Studio 2.4.0 では、リターゲティングやキャラクターのインポートなど、様々な機能が追加されました。
■カスタムキャラクタのインポート(Plus & Proプラン)
カスタムキャラクターをシーンにインポートすることができるようになりました。ただし、この機能は有料であり、現時点ではチームのPlusプランが必要です。現在、1キャラクター1ファイルの.fbxファイルをインポートすることができ、様々なタイプのボーンマップフォーマットがサポートされています。
■カスタムキャラクタへのリターゲット(Plus & Proプラン)
Studioでは、アクターをキャラクターにリターゲットすることで、アクターのモーションを、ライブ入力や録画したモーションから選択したキャラクターに効果的に変換することができるようになりました。これにより、選択したキャラクターのライブや録画のモーションキャプチャを確認・調整したり、リターゲットされたキャラクターのデータを使ってライブ配信やエクスポートを行うことができます。
これはかなり「シンプル」なリターゲット機能で、主に他のメッシュでのモーションキャプチャを視覚化することを目的としています。なので結果を調整するためのオプションや設定がいくつかありますが、高度なリターゲティング機能として意図されているわけではないとのことです。
アクターがキャラクターにリターゲットされた場合、一度に表示されるのはどちらか一方のみで、エクスポートやライブストリーミングに含まれるのは、2つのうち表示されている方となります。
■シーンのコピー/複製
既存のシーンを複製し、別のプロジェクトやチームメンバーをクリエイターとして設定することができるようになりました。
■VRChatとVMCの実験的ライブストリーミング機能
ライブストリーミングのカスタム設定で、VRChatとVMCデータプロトコルを選択することができるようになりました。これはまだ実験的なもので、追加のテストが必要です。
■UDPトリガーメッセージの録画開始・停止機能
UDPトリガーメッセージを有効にして、録画の開始・停止時に通知を送受信できるようになりました。
これは、例えばOBSと統合して、録画と同期したスクリーンキャプチャの開始と停止を行うために使用することができます。
■Smartsuit Proユーザー向けの個別のSSPセンサーファームウェアアップデート
Smartsuit Proの場合、ハブとセンサーのファームウェア情報とActionを別々に確認、更新できるようになりました。また、センサーが異なる起動状態になっている場合、すべてのセンサーを強制的にブートローダーモードにし、ファームウェアを再インストールして機能状態に戻すこともできるようになりました。
他にもUIの刷新、新しいアニメーションフレームワークの実装などを含む多くの改善が行われています。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Rokoko Studio は、Windows 10 64-bit、MacOS Big Sur で利用できます。
価格は、以下のようになっています。
- インディクリエイター向け Starter ライセンスが無料
- 小規模スタジオ向け Plus ライセンスが25ドル/月または240ドル/年
- 中規模チーム向け Pro ライセンスが60ドル/月または600ドル/年
- 大企業向けEnterpriseライセンスはお問い合わせが必要です。
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