3Dオブジェクトをラインアート作品に変換する Blender ジオメトリノードツール『Line Art Curve Modifier』

2023年12月18日更新：アップデート情報を追加

Alan Wyatt 氏による Blender ジオメトリノードツール『Line Art Curve Modifier』の紹介です。

Line Art Curve Modifier
アップデート方法
1. V1.1
2. V1.2
価格について

Line Art Curve Modifier

Line Art Curve Modifierは、3Dオブジェクトをラインアート作品に変換するために設計されたジオメトリノードツールです。

Well it is finally here! The #Blender LINE ART CURVE MODIFIER is on @Gumroad! It took way too long to finalize this project! I hope everyone enjoys it!https://t.co/GoOOaL9VcA #geometrynodes #b3d #lineart #sketch #3d #tradigital pic.twitter.com/vMocoOGAER
— AlanWyatt3D (@Tradigital3D) May 23, 2023

オブジェクトから輪郭や折り目を検出してラインに見えるようにメッシュ化するという仕組みのようです。なので、Cycles でも EEVEE でもレンダリング可能です。線の太さは最大値と最小値が設定でき入り抜きを表現できます。

■主な機能

線画の太さや先細りを自在にコントロールできます。
すべてのストロークにUVが自動的に生成されるため、ワークフローが効率化され、テクスチャリングの可能性が高まります。
ラインアートカーブモディファイアの出力を他のジオメトリノードプロジェクトにシームレスに統合し、クリエイティブの幅を広げます。
オブジェクトの曲率とキーライトキャストシャドウサポートをラインアートに活用
輪郭、折り目、シルエット、ライト輪郭、キャストシャドウなど、さまざまなラインアートの位置を検討することで、アートワークに多様性と豊かさをもたらすことができます。
シャドースケッチやハッチインフィル機能で、デザインに深みと奥行きを与え、ラインアート作品をより豊かなものにできます。

GIF

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アップデート方法

V1.1

奥行き（Depth）線の太さが改善されました：より遠くに配置されたオブジェクトに適切な深さが与えられるようになり、シーン全体の一貫性を保ちながら、よりドローイングに近いエフェクトを作成できるようになりました。
シャドウ塗りつぶし専用の太さ（Thickness Control for Shadow Infill）：シャドウ塗りつぶしの太さをより細かくコントロールできるようになり、思い通りのアーティスティックなエフェクトを実現できるようになりました。
シャドウ塗りつぶしオプションの拡張：シャドウ塗りつぶし機能に新しいハッチング、クロスハッチング、スケッチスタイルが加わりました。
ラインアートノイズ変位（Line Art Noise Displacement）：線全体と個々の点の両方にノイズ変位を適用できるようになり、線画にバリエーションを加えて、視覚的な魅力をさらに高めることができるようになりました。
ラインエクステンション：よりスケッチに近いエフェクトを提供するために、既存の曲線を引き伸ばす機能が追加されました。

注意：Blender 3.5+が必要です。

V1.2

交差オブジェクト：交差するオブジェクトのエッジにラインアートを生成できるようになりました。このモードには fastとaccurateがあります。
シミュレーションゾーン：アニメーションの各フレーム間の平均化に使用されるシミュレーション・ゾーンのおかげで、Line Art Curve Modifier を使ったアニメーションがより一貫したものになりました。
個別の線の太さ：輪郭（Contour）、クリース（Crease）、シルエット（Silhouette）、ライト輪郭（Light Contour）、キャストシャドウ（Cast Shadow）、交差（Intersection）のラインアートの太さを個別にコントロールできるようになりました。
Z-Depth のオーバーホール：カメラからのストロークの距離に応じて、ラインアートの太さがよりフラットに見えるようになります。よりトゥーンっぽく見えます。
キーライト位置による太さ：キーライトに対する方向によってラインアートの太さをコントロールできるようになりました。