Photoshop 24.5 がリリース!ベータ版に画像生成AIツール「ジェネレーティブ塗りつぶし」が追加!

CGソフト

023年5月23日 – Adobe は、画像編集ソフトウェアの最新アップデート Photoshop 24.5 (2023年5月リリース) を発表しました。Frescoの2023年5月リリースと合わせて新機能を紹介したいと思います。

Photoshop 24.5

このリリースでは、Betaアプリに画像生成AIツールのジェネレーティブ塗りつぶし機能が登場しました。色調補正プリセット、削除ツールといった新機能が追加されています。

ジェネレーティブ塗りつぶし

ジェネレーティブ塗りつぶしは、非破壊的に画像のコンテンツを追加、拡張、削除できる、魔法のような新しいツールとされています。シンプルなテキストプロンプトを使用して、画像を生成することが可能です。

デスクトップに Photoshop(Beta)をインストールするには、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの「Beta 版アプリケーション」タブにアクセスし、「Photoshop(Beta)」の横にある「インストール」を選択してください。

ジェネレーティブ塗りつぶしを使用すると、次のようなことができます。

  • オブジェクトを生成:画像内の領域を選択し、テキストプロンプトを使用して、追加/置換するコンテンツを説明します。
  • 背景を生成:被写体の背景を選択し、テキストプロンプトから新しいシーンを生成します。
  • 画像を拡張:画像のカンバスを拡張し、空白の領域を選択します。プロンプトを使用しないで生成すると、シーンがその雰囲気に合わせて拡張されます。プロンプトで生成すると、シーンの残りの部分を拡張しながら、コンテンツが画像に追加されます。
  • オブジェクトを削除:削除するオブジェクトを選択し、プロンプトなしでジェネレーティブ AI テクノロジーを使用して削除します。
  • その他:ジェネレーティブ塗りつぶしは、汎用性に優れた機能です。いろいろなアイデアを試し、様々なコンセプトから何十種類ものバリエーションを瞬時に生み出すことができます。

より詳しい使用方法はこちらから

色調補正プリセット

色調補正

パネルに、ポートレート風景写真の修復クリエイティブ白黒映画的プリセットが追加され、簡単に画像の外観をプレビュー・変更できるようになりました。これらのプリセットは、複雑なワークフローにかかる時間と労力を節約しながら、美しい画像を作成したい写真編集者に最適です。

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削除ツール

Photoshop の削除ツールを使用すると、邪魔な部分や不要な部分を取り除くことができます。このツールは、ユーザーがオブジェクトにブラシをかけると、インテリジェントなテクノロジーを使用して不要なオブジェクトを削除し、オブジェクトの整合性と、複雑で多様な背景にある深度を保持しながら、自動的に背景を塗りつぶします。

削除ツールは、オブジェクト間の境界線を考慮しながら、大きなオブジェクトを削除する場合に特に便利です。例えば、このツールを使用すると、山岳地形の正確さを維持しながら、山の風景画像から建物または車全体を削除できます。

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このツールを使用についての推奨/最小ハードウェア環境の確認はこちらから

コンテキストタスクバー

コンテキストタスクバーは、ワークフローで最も関連性の高い次のステップを表示する永続的なメニューです。コンテキストタスクバーで適切なツールを適切なタイミングで見つけ、Photoshop でのワークフローをスピードアップすることができます。

例えば、オブジェクトが選択されると、カンバスにコンテキストタスクバーが表示されます。このバーには、選択とマスクぼかし反転調整レイヤーを作成選択範囲を塗りつぶすなど、可能性がある次のステップの厳選されたオプションが表示されます。

グラデーションの改善

Photoshop デスクトップ版アプリのグラデーションツールが改善され、美しいグラデーションを簡単に描画、プレビュー、および修正できるようになりました。

この改善により、新しいカンバス上のコントロールとライブプレビューの導入でワークフローがより高速化されました。ライブプレビューは自動的に作成され、非破壊的に編集できます。

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その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

Fresco v4.6

Fresco 4.6 (2023年5月リリース) では、アニメーションのカラーリングの改善、塗りつぶしの改善などの新機能が追加されました。

参照レイヤーとフレームごとのアニメーション

モーションレイヤーを参照として設定し、対象となるフィルレイヤーの個々のフレームにフィルを適用することで、フレーム単位のアニメーションにすばやく色を付けることができるようになりました。

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自動選択と塗りつぶしの不連続オプション

塗りつぶしとマジックワンドの設定にある「隣接ピクセルのみ」コントロールを使うと、デザインの隣接してない領域をの同じカラーを選択して塗りつぶすことができるようになり、面倒な作業が簡単になります。

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新しい学習エクスペリエンス

iPhoneでAdobe Frescoを起動すると、学習タブにあるAdobeのプレイリストからインスピレーションを与えるチュートリアルをフィルタリング、ブラウズ、再生することができるようになりました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

デスクトップ版 Photoshop

デスクトップ版Photoshopのシステム要件こちらから確認できます。

Photoshop は、Adobe Creative Cloud コンプリートプラン、フォトプランまたは単体プランとして購入することができます。価格は以下のようになっています。

creativecloudコンプリートプラン

  • 年間プラン(月々払い) — 6,480 /月
  • 年間プラン(一括払い) — 72,336 /年
  • 月々プラン — 10,280 /月

単体プラン

  • 年間プラン(月々払い) —2,728 /月
  • 年間プラン(一括払い) — 28,776 円/年(初年度21,481 円/年 
  • 月々プラン — 3,828 円/月

デスクトップ版PhotoShopにはiPad版のライセンスも付属しています。また、単体プランではAdobeFrescoプレミアム版も利用できます。

価格の確認はこちらから

Fresco

Frescoのステム要件はこちらから

Frescoは無料から使用でき、100GBのストレージやすべてのブラシが利用できるプレミアム版は、1080/月となります。プレミアム版は1600円/月または15800円/年のアドビデザインモバイルバンドルにも含まれています。

価格オプションをまとめるとは以下のようになっています。

  • Fresco:1,150円/年
  • Fresco + Ps on iPad:1,080円/月
  • Adobe Design Mobile Bundle:1,600円/月
  • Fresco + Ps on iPad:8,900円/年
  • Adobe Design Mobile Bundle:15,800円/年

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