Topaz Video AI v3.2.6 がリリース、Apolloモデルの高速版、フレーム番号による時間指定機能の追加など

2023年5月17日（現地時間）Topazlabsは、同社の動画の品質向上のためのソフトウェアの最新アップデート Topaz Video AI v3.2.6 をリリースしました。

新機能ハイライト
今後のアップデート
価格とシステム要件
1. セール情報

新機能ハイライト

最近のアップデートでは、フレームでのシークやトリミング機能、フレーム補間の高速化、旧バージョンのレガシーAIモデルへのアクセス、様々な修正とアップデートが導入されています。

フレームによるシークまたはトリム

Preferences → General → Timecode Display Format:でオプションを選択すると、再生ヘッド位置をフレーム単位で表示することができるようになりました：

このオプションを有効にすると、タイムコードではなく、フレーム番号でプレビュー時間を指定することができます。これにより、フレームとタイムコードの両方で、より一貫したシーク体験を得ることができます。

GIF

大幅に高速化されたApolloモデル

フレーム補間フィルターで、新しい「Apollo Fast」モデルを選択できるようになりました。通常のApolloも高速化していますが、2倍や4倍のフレームを生成する場合は、Apollo Fastの方が300～400％程度高速になります。

フレーム補間モデルを選択する際に、次のような考慮すべき点が挙げられています。

2倍、4倍、8倍のフレーム数倍が必要な場合、Apolloを使用します。例えば、30→60fpsを200%スローモーションに変換する場合、ちょうど4倍のフレームが必要になります。
- スピードが重要で、2倍または4倍のフレームが必要な場合は、Apollo Fastを使用してください
- 最高画質を求める場合や8倍速のフレームが必要な場合はApolloを使用します。
24 → 60 FPS からの変換など、他のフレーム倍数には Chronos (Fast) を使用します。

レガシーAIモデルの有効化

以前のバージョンのアプリのAIモデルを使用したい場合、Preferences → Applicationでこのオプションを有効にすることができるようになりました。これにより、各フィルターでほとんどのAIモデルの旧バージョンを選択することができるようになります。

一般的に、新しいモデルの方がほとんどの動画でより良いパフォーマンスを発揮しますが、モデル開発の性質上、すべての動画でより良いパフォーマンスを発揮することを保証するものではありません。この新機能により、自分の映像に適した性能があることが分かっている場合は、古いバージョンでも便利に使えるようになります。