2023年5月17日(現地時間)- Autodeskは、ビジュアライゼーション、ゲーム、アニメーションのための3Dモデリングおよびレンダリングソフトウェア の最新アップデート 3ds Max 2024.1 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースではBooleanモディファイアとArrayモディファイアの改良といったモデリングの改善、アニメーションとレンダリングのアップデートが行われています。
Booleanモディファイアの改善
このリリースでは、新しいキャッシュ方法、法線のサポート、さまざまなバグ修正など、[ブール演算](Boolean)モディファイヤに関する改善が行われています。
■新しいキャッシュ方法
ブール演算モディファイアに新しいキャッシュ方法が追加されました。ブール演算結果のメッシュがシーンファイルと一緒に保存されるようになり、Boolean シーンのその後の読み込みが大幅に高速化されています。(最大で 7 分の 1 )。
注: 新しいキャッシュ方法を利用するには、3ds Max 2024.1 に含まれている[ブール演算](Boolean)モディファイヤの改善機能を使用してシーンを保存する必要があります。
■法線のサポート
ブール演算モディファイヤは、入力ブール演算オペランドに存在するスムージング グループ、指定された法線、および明示的な法線を完全にサポートするようになりました。これらのタイプのオペランドがブール演算で使用される場合、オペランドに含まれるスムージング データと法線データが処理され、モディファイヤによって作成されたブール演算結果のメッシュに含まれるようになりました。
Arrayモディファイアの改良
すべての[配列](Array)モディファイヤの分配タイプに、新しい[Array By Element]メソッドが追加され、要素の配置をより詳細にコントロールできるようになりました。メッシュデータ内のエレメントを配置する方法として、First、Middle、LastのオプションとOrderedのオプションの2つが追加されました。
- [First, Middle, Last]: 最初と最後の要素は、配列の先頭と末尾で一度だけ使用されます。残りの要素はランダムに配置されます。
- [Ordered]: 選択した方向(X、Y、Z、またはクローン ID)に基づいて、要素の順序が繰り返されます。
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アニメーションコントローラの改善
以前 3ds Max に含まれていた[アニメーションをコピー](Copy Animation)コマンドと[アニメーションを貼り付け](Paste Animation)コマンドが改善され、便利になりました。
アニメーションのコピーと貼り付けでは、右クリックして表示されるコンテキストメニューから一致するコントローラにアクセスする必要がなくなりました。3ds Max によって正しいコントローラが割り当てられるようになり、[コピー](Copy)および[貼り付け](Paste)ワークフローが右クリックして表示されるコンテキスト メニューで予期したとおりに動作します。
オブジェクトやモディファイアのパラメータ、トラックビューにあるコントローラから直接コピーして貼り付けることができるようになり、最初にデータを準備する必要がなくなりました。この改善により、パラメータ、コントローラ、または異なるオブジェクト間でデータをまとめて移動してリンクする際の、アニメーションとモデリングのワークフローが簡略化されます。
UI コントロールのコンテキストメニューも更新され、[コントローラを割り当て](Assign Controller)オプションと[既定のコントロールにリセット](Reset to Default Control)オプションが追加されました。この新しい統合システムでは、コピーと貼り付けの対象となるコントローラパラメータも表示できるようになっています。
カスタム既定値の作成
新しいコンテキスト メニューの改善の一環として、ユーザ定義の既定値(以前は Maxscript でのみ設定可能)を UI で直接設定し、多くのスピナー、チェック ボックス、ラジオ ボタン、テキスト フィールド、ドロップダウン メニュー、カラーのアトリビュートをカスタマイズできるようになりました。
スピナー、チェックボックス、ラジオ ボタン、スライダ、テキスト フィールドなど3ds Max UI でサポートされているパラメータをクリックすると、そのパラメータのコンテキストメニューに新しいオプションとして[新しい既定値として設定](Set as New Default)と[出荷時の設定に戻す](Restore to Factory Default)が表示されます。
スマート押し出しの改善
スマート押し出し(Smart Extrude)ではスムージングと法線に関連する改善が行われました。
- 編集可能ポリゴン(Editable Poly)オブジェクトに対して[スマート押し出し](Smart Extrude)操作を実行すると、モデラーは結果のフェースに適用される新しいポリゴンのスムージングを利用できます。
- 円柱の上部ポリゴンを延長するなど、元のポリゴン サーフェスと同一平面にある正の[スマート押し出し](Smart Extrude)を実行すると、3ds Max は[スマート押し出し](Smart Extrude)で押し出された新しいフェースに対して隣接する面の既存の法線を使用しようとします。これにより、スムーズな結果が得られます。
- [スマート押し出し](Smart Extrude)を使用して内側または外側への押し出しから新しいジオメトリを作成するときに、既存のジオメトリと同一平面上にない面が互いの許容差(30 度)内にある場合、これらの面は自動的にスムーズになります。この結果は、角度のしきい値が 30 度の[スムーズ](Smooth)モディファイヤの適用に似ています。
注: これらの更新は、[ポリゴンを編集](Edit Poly)モディファイヤが適用されたオブジェクトに対して[スマート押し出し](Smart Extrude)操作を実行する場合は使用できません。
MaxtoA 5.6.2.0
3ds Max には Arnold 7.2.1.1 用の MAXtoA 5.6.2.0 が付属しています。この製品には、更新された AOV Manager、Automatic Cyrptomatte のセットアップ、およびオブジェクトに Crypto アセット タグを設定する機能が導入されています。
また、新しい distance シェーダ、自動 TX パスを定義する機能、改善されたビットマップ シェーダの変換機能、[Re-translate scene on Frame Change]オプションの新しい既定値など、MAXtoA 5.6.1.0 からの追加の修正もこの更新の一部として含まれています。
機能の完全なリストについてはこちらから
その他のアップデート
- スプラインの改善:開いたノットと接続と挿入機能の改善、[スプラインを閉じる]プロンプトウィンドウの削除、隣接するノット タイプを新しい頂点に反映、[新規頂点タイプ](New Vertex Type)パラメータの反映といった機能強化が行われました。
- 頂点ペイントのパフォーマンス改善:ブラシ ツールを使用して頂点ペイント値を適用または変更する場合、[頂点ペイント](VertexPaint)モディファイヤのパフォーマンスが最大で 10 倍高速になりました。
- FFDのパフォーマンス改善:FFD モディファイヤで、次のパフォーマンスが向上しました。
- FFD 2x2x2: 最大で 1.13倍高速化
- FFD 3x3x3: 最大で 1.14倍高速化
- FFD 4x4x4: 最大で 1.34倍高速化
- FFD(ボックス) 8x8x8: 最大で 1.91倍高速化
- FFD(ボックス)スペース ワープ 8x8x8: 2.06 倍高速化
- カラーマネジメントの更新:3ds Max 2024 でテクノロジー プレビューとして導入された OCIO ベースのカラー管理にいくつかの改善が行われました。
- USD(パブリックベータ)の機能強化:USD for Autodesk 3ds Max バージョン 0.4 は、Autodesk Account から入手できます。このバージョンのすべてのアップデート内容とバージョン固有の注意事項についてはこちらを参照してください。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
3ds Max2024は、64ビットWindows 10,11で利用することができます。より詳しいシステム要件の確認はこちらから
価格はサブスクリプション形式で、36,300円/月、286,000円/年、858,000円/3年となっています。
また、条件にあてはまる方はIndieライセンスを購入することが可能です。価格は42,900円/年となっています。より詳しい情報は以下の記事をご覧ください。


























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