Adobe Premiere Pro 23.4 がリリース!テキストベースの編集、バックグラウンドでの自動保存機能の追加など

CGソフト

2023年5月10日(現地時間)- Adobe は、動画編集ソフトウェアの最新アップデート Premiere Pro 23.4(2023年5月リリース) をリリースしました。

新機能ハイライト

このアップデートには、テキストベースの編集の導入、重要な修正およびユーザーからのリクエストによる改善(バックグラウンドでの自動保存など)が含まれています。

テキストベースの編集

Premiere Pro でのテキストベースの編集は、テキストをコピー&ペーストするだけで簡単なラフカットを作成することができる新しい編集方法です。

Premiere Proテキストベース編集ワークフローは、まずソース映像を文字起こしことから始まります。次に、ソースの文字起こしを使用して、シーケンスで使用するコンテンツを検索します。その後、トランスクリプト上でテキストを選択し、タイムラインにビデオクリップを追加し、シーケンスを構築します。

シーケンスの文字起こしに切り替えて、カットやテンポを調整したり、カラーグレーディング、オーディオの補正、タイトルやグラフィックの追加を行います。編集プロセス中、シーケンスの文字起こしは便利なナビゲーションツールとして機能し、いつでもシーケンスに編集を加えることができます。

Premiere Proのテキストベース編集についてのFAQページへ

バックグラウンドでの自動保存

新しく改善された自動保存は、作業を中断することなくバックグラウンドで実行されます。バックアップは、最短 1 分単位で保存できます。

自動保存では、プロジェクトの各バックアップが時間的なスナップショットとして作成されます。自動保存スクラッチディスクフォルダーを参照すると、特定のバックアップを取得できます。また、バックグラウンド自動保存では、バックアップコピーを保存するたびに元のプロジェクトファイルも更新されます。

自動保存のデフォルトの場所は、プロジェクトファイルと同じフォルダーですが、プロジェクト設定スクラッチディスクで別の場所を設定することもできます。

バックグラウンド処理のダッシュボード

すべてのバックグラウンドプロセスに 1 つの場所でアクセス、追跡、観察できるようになりました。進行状況バーには、各タスクモジュールのステータスと、必要に応じてタスクをキャンセルするオプションが表示されます。

ベータ版の機能

SRT サポート

UDP に基づくビデオストリーミングプロトコルである Secure Reliable Transport(SRT)を使用すると、Premiere Pro から様々な視聴者に情報のパケットをビデオおよびオーディオストリーミングできます。

カラーマネージャー

Premiere Pro の新しいカラーマネージャーにより、すべてのカラー設定が Lumetri カラーパネルの新しいタブに統合されます。これらの設定は、以前はパネルと一般環境設定に分散されていました。

  • 入力カラースペース:カラーワークスペース設定で適切なカラースペースを持つログメディアを自動的に認識できるようになりました。以前は修正クリップ設定の下にのみ利用可能でした。Lumetri Color UIには、Premiere Pro全体で入力カラースペース、作業カラースペース、および表示カラースペースを統合する設定が表示されます。
  • 作業カラースペース:ワークフローを簡素化するために、プロジェクト、シーケンス、およびクリップ設定を作業カラースペースの下に含まれるようになりました。
  • 表示カラースペース:以前は一般設定の下にあった表示カラースペースは、カラーワークスペースまたはPreferences>Colorの新しいタブで簡単にアクセスできるようになりました。

Team Projects での共同作業への招待

新しい「共有」ボタンを使用して、スタンドアロンの Premiere Pro プロジェクトで共同作業できるようになりました。

共同作業者は、プロジェクトに招待されたことが通知され、共有シーケンスをすぐに編集できます。

リカバリモードを使用したプロジェクトの復元

アプリが予期せずクラッシュした場合でも、容易に復元して Premiere Pro プロジェクトの作業を続行できるようになりました。

Premiere Pro を再度開くと、復元ポップアップが表示されます。「再開」を選択すると、すべてのプロジェクトを以前の状態で開くことができます。

その他のアップデート

デンマーク語の文字起こしのサポート:デンマーク語の話し手は、自分の言語で作業し、テキストベースの編集用の文字起こしを作成したり、音声テキスト変換を使用してキャプションを作成したりできるようになりました。

マウスのスクロールと移動がよりスムーズにApple トラックパッドと Apple Magic Mouse のサポートが改善され、すべての Premiere Pro パネルでよりスムーズなスクロールとマウス操作が可能になりました。

新しい形式のサポート:Premiere Pro では、Sony VENICE 2 バージョン 2.0 および iPhone のシネマティッククリップでのフッテージ撮影がサポートされるようになりました。サポートされているすべての形式については、こちらを参照してください。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Premiere Pro 23.4は、Windows 10(64 ビット)V20H2 以降、macOS 11.0(Big Sur)以降で利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから

Premiere Proの単体プランは

  • 年間プラン, (月々払い) — 2,728 円/月(税込)
  • 年間プラン, (一括払い) — 28,776 円/年(税込)
  • 月々プラン — 3,828 円/月(税込)

となります。

また、6,480 /月 (税込)Creative Cloudコンプリートプランの一部としても利用できます。

詳しい価格はこちらから


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