BorisFX Sapphire 2023.5 がリリース！新しいパラメータリンク機能、レンズフレアの改良など

Boris FX は、ビジュアルエフェクトプラグインの最新アップデート Sapphire 2023.5 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、新しいパラメータリンク、クイック検索、お気に入り、25以上の新しいビルダープリセット、新しいレンズフレアといった新機能があります。

Builderでのパラメータリンク

S_EffectとS_Transitionに搭載された新しいパラメータリンク機能により、異なるSapphireエフェクト間でパラメータや値をつなげることで、ダイナミックで複雑なエフェクトを作成できるようになりました。ユーザーは、 “driver” パラメータを設定し、オフセットや乗数を追加するなどして、他のパラメータをリンクさせることができます。

パラメータをつなげることで、1つのスライダーでエフェクト全体のアニメーションをコントロールすることができます。これにより、複数のパラメーターを手動で調整することなく、高度なアニメーションやエフェクトを簡単に作成することが可能となります。

クイックアクセス・お気に入り

新しいクイックアクセス機能は、Builderにエフェクトを検索して追加するための迅速なオプションをユーザーに提供します。Sapphireの膨大なエフェクトのリストをナビゲートするのではなく、数回クリックするだけでノードグラフに直接エフェクトを追加することができます。また、よく使うエフェクトを「お気に入り」カテゴリに登録し、簡単にアクセスできるようにすることも可能です。

カスタムパラメータ命名

Sapphireの2023.5アップデートでは、要望の多かった、Builderでエフェクトのパラメータ名をカスタマイズする機能が導入されました。これにより、Sapphireのエフェクト内のあらゆるパラメータに独自の名前を付けることができるようになりました。より直感的で使い勝手の良いパラメータ名を選択することで、Builderアーティストはエフェクト内の主要なパラメータを素早く特定し、それに応じて調整することができます。

新しくなったレンズフレア

Sapphireの受賞歴のあるLens Flareは、ゴージャスで自然な仕上がりで映画＆テレビ業界では有名ですが、Sapphire 2023.5では新しく改良されたFlareが追加され、さらに12のreasonsが追加されています。アカデミー賞受賞のMochaテクノロジー統合により、高速で正確なモーショントラッキングをプラグイン内で直接実行できます。

新しいプリセットと改善されたプリセット

15種類の新しいS_Effectプリセットと12種類の新しいS_Transitionプリセット（すべてCustom Expressionで構築されています）により、アーティストは魅力的なルックとプロが作成したトランジションを利用することが可能となりました。

さらに、130以上の既存のS_EffectとS_Transitionプリセットが更新・改善され、ユーザーはさらに多くのオプションと洗練されたルックを手に入れることができます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Sapphire 2023 のシステム要件は以下の通り

• macOS:10.14 or higher
• Windows: Windows 10 & 11
• Linux: Red Hat Enterprise Linux 7 & 8, CentOS 7 & 8

また、以下のホストアプリケーションをサポートしています。

• Adobe After Effects & Premiere Pro
• Avid Media Composer
• Autodesk Flame
• FOUNDRY Nuke
• Blackmagic Resolve and Fusion
• SGO Mistika
• VEGAS Pro

より詳しいシステム要件の確認はこちらから

Sapphire は、年間/月間サブスクリプション、アップグレードおよびサポート プラン、永久ライセンスを備えたプラグインのコレクションとして利用できます。価格は以下の通りです。

マルチホストオプション (Adobe、Avid、OFX)

Sapphire: 2023.5 Update

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