2023年3月29日(現地時間) – Maxon は、2023年春(3月)の Maxon One アップデートのリリースを発表しました。
今回のアップデートでは、Cinema 4Dのモデリングとシミュレーションのアップデート、VFXのアナモフィックレンズ、新しいUniverseのエフェクト、よりリアルなRedshiftの空などを機能強化が行われています。ここでは、Maxon Oneのアップデートをまとめて紹介したいと思います。
Cinema4D
Cinema 4D 2023.2では、コマンダーの改善、ノードシステムの強化、シミュレーションの改善、モデリング用の新しい厚み付けジェネレータなどの新機能があります。
詳しい情報は以下の記事をご覧らんください。
https://cginterest.com/2023/03/30/cinema-4d-2023-2-%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81%e3%83%91%e3%82%a4%e3%83%ad%e3%81%aa%e3%81%a9%e3%81%ae%e3%82%b7%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3/
RedGiant
Red Giantの最新アップデートでは、ほぼすべてのツールに改良が加えられています。Universe 2023.1のSymbol Mapperの追加、VFX 2023.3のReal Lens Flaresのアナモフィックレンズサポート、Trapcode 2023.3 にはParticularのパフォーマンス最適化とAtomic Ageスプライトの新コレクションがあります。
詳しい情報は以下の記事をご覧らんください。
https://cginterest.com/2023/03/31/red-giant-2023%e5%b9%b4%e6%98%a53%e6%9c%88%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9/
Redshift
このリリースでは、ワークフローの改善と安定性の向上に加え、新しい空と太陽モデル、新しいフレークシェーダ、新しいカメラバックプレートなどが追加されています。
詳しい情報は以下の記事をご覧らんください。
https://cginterest.com/2023/03/30/redshift-3-5-14-%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e7%a9%ba%e3%81%a8%e5%a4%aa%e9%99%bd%e3%83%a2%e3%83%87%e3%83%ab%e3%80%81%e3%83%95%e3%83%ac%e3%83%bc/
ZBrush
ZBrushの最新リリースは、3Dスカルプトワークフローにこれまでにない2つの新しいツールが追加されました。
詳しい情報は以下の記事をご覧らんください。
https://cginterest.com/2023/03/30/zbrush-2023-1-%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81%e6%96%b0%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%80%81%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%ad%e3%82%b7%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%81%a8%e3%83%89/
Forger
Forgerの最新リリースでは、ライティングの新機能、よりリアルさを追求したエフェクト、そしてZBrushの強力なZリメッシャーの統合が含まれています。
- ライト:このリリースでは、指向性ライト、ポイントライト、スポットライトなど、複数のカスタムライトを作成する機能が追加されました。これらのライトは落ちる影も表現可能です。
- ビューポートVFX:スカルプトのルックをさらにコントロールするために、ForgerはビューポートFXを追加しました。これには、アンビエントオクルージョン、被写界深度、ブルーム、色収差、グレイン、ビネットなどのエフェクトが含まれます。これらのエフェクトはすべて、レンダリングすることなく、モデリングやスカルプト中にリアルタイムで動作します。
- Zリメッシャー:Maxonのデスクトップスカルプトツールである ZBrush でおなじみの自動リトポツール ZリメッシャーがForgerに追加されました。これを使えば、ガイドを使ったり、密度マップを描いたりして、新しいトポロジーを手動で指示することができます。
Capsules
カプセルには最近以下のものが追加されました
- Rocket Lassoによって作成された新しい渦巻きモディファイア:このダイナミックなカプセルは、デフォーマのように動作し、あらゆるメッシュやスプラインにねじれたエフェクトを作成します。アイスクリームのコーンから回転する渦まで、オブジェクトの生成とアートディレクションに幅広い可能性を提供します。
- 16種類のRedshiftのカーペットマテリアル(ビジュアライゼーションのエキスパートのFuchs and Vogel作)
- 24種類の陶器マテリアル
- ルックデベロップメント用の新しいRedshiftのシェーダボールにより、豪華なマテリアルプレビューが作成できます。
Cineware
Maxonの製品が制作パイプラインツールとシームレスに動作するようにするための取り組みの1つCineware for Unreal がアップデートされました。このリリースでは Unreal 5.0および5.1に対応し、以下の機能を備えています。
- Cinewareを使用してCinema 4DファイルをUnreal Engineに直接インポートすることがより直感的でスムーズになり、アニメーションキャラクターやカメラを組み込んで、Unrealプロジェクトに大きなシネマティックシーケンスの一部として埋め込むことができるようになりました。
- Cinewareでは、ジオメトリーキャッシュ用に個別のレベルシーケンスの作成や、メインのレベルシーケンスにシームレスに挿入できるようになりました。
- Cinema 4DのビューポートカメラをUnreal Engineにインポートすると、すぐに同じように設定され、修正やカメラの再設定は必要ありません。
- アニメーション化されたレンダリングの可視性(Animated Render Visibility)は、Unreal Engine にインポート後にCinema 4Dシーンのどのコンポーネントをオンまたはオフにするかを決定できます。
- 新しいジオメトリキャッシュオプションにより、Cinema 4Dの静的メッシュだけでなく、トポロジーのモーフィングやアニメーション化されたMoGraph クローナーの設定もインポートできるようになりました。
Cineware for Unreal のダウンロードはこちらから
価格とシステム要件
動作環境の確認はこちらから
MAXON ONEでは、Cinema 4D 、Redshift 、ZBrush、RedGiant、 Forger などMaxonの製品が全て利用できます。価格はサブスクリプションで22,550円/月または178,200円/年となります。
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