Arnold 7.2.1 がリリース!距離(Distance)シェーダ、グローバルライトサンプリング、USDの改善など

プラグイン

2023年3月29日(現地時間)- Autodeskは、グローバルイルミネーションレンダリングソフトウェアの最新アップデート Arnold 7.2.1.0 のリリースを発表しました。

新機能ハイライト

Arnold 7.2.1.0は、新しい距離シェーダー、より高速でシンプルなライトサンプリング、より高品質な三角形交差、USDサポートのほか、多くのパフォーマンス改善とバグフィックスが含まれています。

距離(Distance)シェーダ

Arnoldに新しい距離シェーダが追加されました。これは、最も近いサーフェスまでの距離を使用して、近いカラー値と遠いカラー値の間を補間するものです。このシェーダは、プロシージャルなシェーディングにおいて、パワフルかつアーティスト主導のエフェクトとして使用することができます。このシェーダは、距離測定からオブジェクトを含めたり除外したりするためのトレースセットと互換性があります。

公式から様々な使用方法を示したチュートリアル動画が公開されています。

グローバルライトサンプリング

ライトに対してより効率的なサンプリング手法を使用できるようになりました。有効にすると、個々のライトのライトサンプル設定は無視され、単一の設定のみを使用して、すべてのライトを合わせた全体の寄与度が計算されます。

このテクニックを使用すると、新しいライトサンプリング技法は、使用するライトが増えるにつれて、ライトごとのサンプリングよりも徐々に高速になります。10Kライトを使用する場合、Global Light Sampling技法は100倍以上速くなるとされています。

また、0以外の低照度しきい値のレンダー設定を使用する必要がないため、より正確なレンダリングを作成することが可能です。

※このリリースでは、グローバルライトサンプリングは、環境、指向性ライト、ボリューム、およびGPUレンダリングには適用されません。詳細については、完全なドキュメントを参照してください。

USDの改善

MaterialX PBR シェーダ、高速インスタンス化、USD シーンでのインスタンススキンメッシュのほか、USD プロシージャルと Hydra Render Delegate の多くの改善とバグフィックスに対応しています。

Arnold USDは、Arnoldプラグインの一部として、またオープンソースプロジェクトとして提供されています。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Arnold は、Windows 10以降、macOS 10.13 以降、glibc2.17およびlibstdc ++ 4.8.5(gcc 4.8.5)を搭載したLinux(RHEL / CentOS7と同等)で利用できます。一般に、Arnold は、Houdini、Maya、Cinema 4D、3ds Max、または Katana が動作するほぼすべての64 ビットシステムで動作します。

価格は、Arnold の購入価格は、1 ヵ月サブスクリプションが 7,700円、1 年サブスクリプションが 60,500円、3 年サブスクリプションが 181,500円です。


Arnold ウェブサイトへ

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