2023年3月16日 – JangaFXは、ボリューメトリック流体シミュレーションソフトウェアの最新アップデート EmberGen 1.0 を発表しました。このリリースでベータ版が終了し、正式リリースとなりました。
主な新機能
このリリースでは、パーティクルシステムやノードグラフ、インポート&エクスポートの刷新など多くの新機能があります。次のトレイラーでざっと新機能が紹介されています。
多くのアップデート内容があるのですべては紹介できませんが、以下のような大きな改良が行われています。
- パーティクルシステムを全面的に刷新、より多くの機能が搭載され、パフォーマンスが向上しました。数百万個のパーティクルからの発光も可能となっています。
- 安定性、堅牢性、容易性のためにインポートとエクスポートが大幅に作りなおされました。
- ノードグラフが刷新され、ノードの名称が変更されたほか、より使いやすくなるノードが追加されました。次のような変更や追加があります:
- Volumeノードの名前をVolume Processingに変更。
- Emitter ノードの名前を Emitter: Volume に変更。
- Particle Emitter ノードの名前を Emitter: Particles に変更。
- Particle Manager ノードを削除し、その内容を Particles タブの Simulation ノードに移動しました。
- Emitters、Colliders、Forcesの入力が、Simulationノードを介してParticleに提供されるようになりました。
- CollidersとForcesにModeパラメータが追加され、ボリューム、パーティクル、またはその両方から選択できるようになりました。
- シーンノードには、パーティクルをビューポートにレンダリングするために使用する必要があるパーティクル入力が追加されました。
- Export: Particles ノードは、Export 入力の代わりに Particles 入力を受け取るようになりました
- 新しいレンダーノードは、古いレンダーノードとエクスポートイメージノードを置き換えます。
- 複数のレンダーノードを作成して、エクスポートをより詳細に制御できるようになりました。
- 正確にはオーバーホールされたわけではありませんが、UI/UXには非常に多くの大きな改善があります。最も大きな変化は、ホーム画面とプリセットブラウザです。
- フリップブックとシーケンスの再生
- マルチメッシュインポート対応
- VDBエクスポートチャンネルのリネームが可能に
- Linux サポート
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
また、1.0のリリースあたって行われたライブ配信でも動作を確認することができます。
最新のビルドは、こちらから入手できます。また、すでにインストールしている場合は、Embergen を実行すると、更新を促すメッセージが表示されます。
価格とシステム要件
EmberGen 1.0 は、NVIDIA GeForce GTX 1060 シリーズ以上のビデオ カードを搭載するWindows 10 または 11、Linuxで利用できます。
価格は永久ライセンスで299.99ドルです。12 か月間のアップデートが含まれ、以降のメンテナンスは 149.99ドル/年です。
また、EmberGen は、JangaFXのすべての製品が含まれる JangaFX Suite の一部としても利用できます。価格は、399.99ドル。12 か月間のアップデートが含まれ、以降のメンテナンスは 189.99ドル/年です。
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