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Topaz Photo AI 1.2.4 がリリース、自動検出された被写体を手動で調整するためのブラシの追加など

CGソフト

2023年3月2日(現地時間)- Topaz Labs は、画像品質を向上するためのAIを活用したツールの最新アップデート Topaz Photo AI v1.2.4をリリースしました。

新機能ハイライト

2月のアップデート

以降、継続的にアップデートが行われ、以下のような使い勝手とカスタマイズオプションの改善が行われています。

被写体選択を編集するための基本ブラシ

自動検出された被写体を手動で調整するための新しい基本ブラシ(Basic Brush)にアクセスできるようになりました。基本ブラシは、デフォルトの被写体選択とAIブラシと並行して使用することができ、右パネルのAIブラシのトグルが無効のときに有効になります。

また、このブラシは、正確な選択ではなく、被写体を調整するためのものなので、包括的なペイントツールではなく、速く、シンプルで、簡単なものとなるようにデザインされています。なので、ソフトネスやフェザリングは、1ストロークごとに適用されるのではなく、一度に適用されます。

GIF

Apple Photos extension

Apple PhotosのEdit → Extensions(…)メニューでTopaz Photo AIを選択できるようになりました。

処理された画像はApple Photosでオリジナルに置き換えられますが、オリジナルに戻す(Revert to Original)ボタンをクリックすることで編集を元に戻すことができます。また、Topaz Photo AIを実行する前に、写真を複製することも可能です。

トリミングの改善

クロップツールは常に中央に配置され、以前よりも直感的に操作できるようになりました。

また、多くの特定のケースや潜在的なクラッシュを修正したため、トリミング体験全体がより信頼性の高いものになっています。

解像度強化パラメーター

Enhance Resolutionのパラメータを手動で調整し、アップスケーリング結果をよりコントロールできるようになりました。

これらの設定は、効果の強さではなく、入力された画像を記述するものです。つまり、各画像には最適な値の組み合わせがあり、Autopilotはそれを検出しようとします。もし、Autopilotがうまく機能していないと感じたら、自分で実験することができます。

Suppress Noise:入力画像のカラー/ルマノイズのレベルです。
Remove Blur:入力画像のソフトネスや動き・レンズのブレの度合い。
Fix Compression:入力画像のJPEGブロック化、エイリアシングなどの圧縮アーチファクトのレベル。

小さな顔がより鮮明に

v1.1.9では、顔が小さいと意図せずぼやけた出力になる「Face Recovery」の問題が発生していましたが、この問題が解決しました。

また、Face Recoveryの強度が100ではなく80にデフォルト設定されるようになり、回復強度を目に見える形で損なうことなく、より自然な仕上がりになるようになりました。

その他の改善と修正

  • より多くのDNGタイプ(HDR、モノクロ)に対応しました。
  • PNG書き出しの圧縮オプションの追加。
  • jif、jfi、jfif、jpeファイルのオープンに対応。
  • Lightroom ClassicプラグインExtrasの統合により、評価とキーワードデータのコピー、画像のスタック、サイドカーファイルのメタデータの保持が可能になりました。
  • WindowsおよびMacのコマンドラインインターフェイス(CLI)の不具合を修正。

以上がV1.2.1-v1.2.4の新機能ハイライトとなります。すべてのアップデート内容の確認はこちらから(v1.2.4v1.2.3v1.2.2v1.2.1

今後のロードマップ

ロードマップが更新され現在、次の機能の開発が行われています。

  • スライダーの応答性を向上させ、テクスチャをよりよく保存し、調整可能なシャープネスを提供する、非生成画像用の新しいノイズ除去モデル。
  • アーティファクトの発生を抑えた新しいシャープモデル
  • クロップツールに画像補正を追加
  • Autopilot Configurationのフローを改善し、Preferencesパネルを追加
  • 特にレンダリングカラーやメタデータの問題など、Rawの取り扱いを改善

AIモデルの性能向上には時間がかかりますが、新しいノイズ除去やシャープニングのモデルは時間をかける価値があると考えられており、まずはこれらのモデルの性能を評価した上で、被写体のみのノイズ除去やオートパイロット設定の選択肢を増やすことが検討されています。

また、次の機能が今後計画されているようです。

  • プレビューと処理の性能向上
  • オートパイロットの意思決定を改善
  • Face Recoveryの特定ケースを改善:背景の「ポップアップ」した顔、目の色、より良いブレンド

価格とシステム要件

Topaz Photo AI は、Windows10,11、macOS10.15 Catalina以降で利用できます。詳しいシステム要件はこちらから

価格は、199ドルです。1年間の無償アップデート、2台のコンピュータで同時に使用できる2ライセンスシートが含まれています。

Topaz Photo AI ウェブサイトへ

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