2023年2月4日(現地時間)- Topaz Labs は、画像品質を向上するためのAIを活用したツールの最新アップデート Topaz Photo AI v1.2をリリースしました。
新機能ハイライト
以降こまめにアップデートが行われ、4つのリリースで新しいアップスケーリングモデル、クロップツール、被写体検出の改善という3つの重要なアップデートが行われています。
アップスケーリングのディテールがより細かくなり、より自然な仕上がりに
Topaz Photo AI v1.2は、新しいアーキテクチャ、3倍のモデルサイズ、より良いトレーニングデータにより、大幅に改善された解像度向上(Enhance Resolution)モデルが追加されています。Topaz Labs は、「この新しいアプローチは大きな前進であり、現在利用可能な他のすべてのアップスケール手法を大幅に凌駕している。」としています。
新しいモデルには、Standard と High Fidelity の2つのバリエーションがあります。
Standard アップスケーリングモデル
Standardモデルは、従来の方法による「ブロック状」の結果とは対照的に、非常に自然なテクスチャと細かいディテールを生成することを得意としています。小さな画像、狭い範囲での切り抜き、圧縮された画像やノイズの多い画像など、画像のディテールを強調したい場合にこのモデルを使用します。(v1.2 では、Standard モデルが旧 Natural モデルに置き換わりました)。
High Fidelity アップスケーリングモデル
High Fidelityは、アーチファクトを最小限に抑え、より自然なアップスケールを作成するよう訓練されており、「第一に、害を与えない」ことを試みます。ノイズの少ない高画質な画像や高解像度の画像で、ディテールの生成をあまり必要としない場合に使用するのに適しています。また、スタンダードで画像のアーチファクトが多すぎる場合にも、このオプションを試してみてください。
Topaz Labsは、これらのモデルのパフォーマンスには、かなり満足しており、過去数年間、Topaz Photo AI とGigapixelで既存のアップスケーリングアルゴリズムを微調整してきた中で、この新しいアプローチはまさに一段階上のものだとしています。
新しいクロップツール
Topaz Photo AI v1.1.7では、パブリックベータ版で新しいクロップツールが追加されました。これにより、外部プログラムを経由する必要がなくなり、より便利になりました。画像をまっすぐにしたり、回転させたりする機能も近日中に追加する予定です。
新しいクロップツールは、アップスケールセクションからアクセス可能です。
より正確な被写体検出
Topaz Photo AI v1.1.8では、デフォルトの被写体選択モデルの精度が向上し、特に野生動物やポートレートの写真でより良いパフォーマンスを発揮するようになりました。
マスキング性能の向上により、手動で被写体を絞り込む必要がある画像の割合が減ります。Topaz Labsは、今後も自動被写体選択の改良を続けていくとしており、失敗事例はこちらにアップロードすることで品質向上に貢献することができます。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Topaz Photo AI は、Windows10,11、macOS10.15 Catalina以降で利用できます。詳しいシステム要件はこちらから
価格は、199ドルです。1年間の無償アップデート、2台のコンピュータで同時に使用できる2ライセンスシートが含まれています。
セール情報
現在セールが行われており、2023年2月17日(現地時間)まで40ドルオフの159ドルで購入することができます。
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