3ds max 用 の高速UVエディタプラグイン UVReactor のオープンベータが発表

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RapidMXS(Miklós Gábor氏)は、3ds max用の新しいUVエディタである UVReactor のオープンベータ版を発表しました。

UVReactor とは

UVReactorは、RapidMXSMiklós Gábor氏)によって開発されている高度にマルチスレッド化され、GPUで加速された3ds max用UVエディタです。

UVReactorはモデルのUVを編集するためにモディファイアを必要としないことが大きなポイントとされています。また、RapidMXSは、UVを3ds max内で編集できるだけでなく、ビューポートのスピード、フラット化の精度、ポリカウントに依存しないUVPacking、適切なTexel Densityの設定など、全ての機能がビルトインソリューションと比較して優れているとしています。次の動画でコア機能のデモが確認できます。

主な機能

上記の動画で紹介されているように、UVReactorは以下のようなコア機能を備えています。

GPU Accelerated ビューポート

GPU Accelerated ビューポートは、利用可能な最速のパフォーマンスを得るために OpenGL が使用されています。システムはシンプルなシェーダを使っていますが、将来的にカスタマイズできるようになるので、派手なビューポートビジュアルを作成することも可能です。

最先端のUV編集

RapidMXSは、UV編集既存ののシステムがすべてのソリューションよりもはるかに高速であり、数百万ポリゴンのUVを簡単に編集することができるとしています。Blenderのソリューションの5倍の速さで、選択範囲をオンザフライでダイレクトにMAXビューポートに同期させることができます。

エディタは、UVを視覚化するために必要な継承されたUVデータとメタデータをポリオブジェクトから収集するために、高度にマルチスレッド化されたコードを使用します。

モディファイアの影響を受けたUVの可視化

このシステムはその性質上、あらゆるオブジェクトのUVを視覚化することができます。つまり、UVW XFormやUVW Mapモディファイヤーの結果や、TurboSmoothやChamferモディファイがUVにどのように影響しているかを確認することができます。

GPUアクセラレーション/マルチスレッドパッキング

GPUアクセラレーションはビューポートだけではなく、パッキングアルゴリズムでも必要なデータを生成するために使用されています。また、各クラスタを適切な位置にパッキングするのにはマルチスレッドが使用されます。

このアルゴリズムでは、既にパックされたクラスターに触れることなく、UVクラスターを既存のUVにパックすることも可能です。(将来的には、テクスチャをマスクとして使用することで、既存のテクスチャへのパッキングが可能になる予定です)

UVのためのグラファイトモデリングツール

以前は、Bult-in UVストレートニングアルゴリズムは壊れていました。UVReactorは、直線化できるすべてのUVクラスターを検出し、それらを適切にアンラップすることができるソリューションを提供します。

フラット化

フラット化アルゴリズムは、非常に高速な修正ARAPアルゴリズムを使用しています。800,000トライアングルの場合、初期データ作成後、単純なイテレーションで2-2,5秒しかかかりません。(通常、5-6回の反復で、どのようなオブジェクトも歪んでいない状態に適切に平坦化することができます。)

なお、現在のアルゴリズムはまだシングルスレッドで実行されており、マルチスレッド化されるとさらに高速になります。

Qt UI – 3dsmaxのユーザーインターフェイスに融合

UIは、maxのユーザーインターフェイスにシームレスに統合されています。

その他のより詳しい機能はこちらのドキュメントページから確認できます。

今後の追加予定の機能

以上がコア機能となります。コア機能の安定化の次には次のような機能の追加が予定されています。

  • UDIM サポート
  • 回転キャリパー
  • 交差しない UV
  • 自動マット ID セットアップ (UDIMS に基づく)
  • マルチテクスチャーの可視化
  • UV パッカーのヒューレススティック(Heurestic)検索
  • 角度ベースのループ選択
  • シェイプの選択
  • テクスチャロックUVパッキング
  • 自動テクスチャ アトラス パッキング
  • UDIM パッキング
  • UVのコピー/ペースト

価格とシステム要件

UVReactorは、3dsmax 2020-2023で利用できます。

製品版の価格はまだわかりませんが、オープンベータ版は誰でも無料でダウンロードして使用することができます。商用利用も可能です。

ダウンロードはこちらかから

UVReactorは現在BETAであるため、フィードバックを募集しています。連絡やバグの報告はこちらのDISCORDチャンネルに参加してください。


UVReactor OPEN BETA – STARTED

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