Adobe Substance 3D Stager 2.0 がリリース!ターンテーブルアニメーション機能、USDエクスポートの追加など

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Substance 3D Stager 2.1 アップデート情報を追加

2023年1月31日(現地時間) – Adobe は、シーンデザインとレンダリングのためのプロフェッショナルなステージングツールの最新アップデート Substance 3D Stager 2.0 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、ターンテーブルアニメーション機能、レンダーモードでのリアルタイムレンダリングの利用、USDエクスポートワークフロー、すべてのユーザー向けの CAD インポート、新しいクラッシュレポーターワークフローなどが追加されました。

ターンテーブルアニメーション

ターンテーブルアニメーションレンダリングを簡単に作成するための機能が追加されました。軌道(orbit)と回転( spin)の両方にアニメーションプリセットがあり、手動でキーフレームを作成することなく、シンプルなアニメーションを生成することができます。

方法はアニメーション化したいオブジェクトを選択し、回転または軌道のプリセットを適用して、アニメーションのプロパティを調整するだけです。

GIF
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デザインモードでは新しいタイムラインパネルでアニメーションをプレビューし、レンダリングモードでは画像シーケンスを書き出すことが可能です。 画像シーケンスは、Adobe PremiereやAdobe Photoshopなど、多くの編集アプリケーションでビデオに合成することができます。

CADインポート

Stagerでは、多くの業界標準モデリングツールからCAD(コンピュータ支援設計)フォーマットをインポートすることができます。 インポートは以前から可能でしたが、当初はエンタープライズ企業向けのSubstance 3D Collectionプランのユーザのみに制限されていました。 今回のリリースでは、CADのインポートがすべてのユーザーで利用できるようになりました

サポートされているCADフォーマットは 3dm、asm、catpart、catproduct、iges、igs、jt、prt、sldpart、sldasm、stp、step、x_t.です。今後、さらに多くのフォーマットがサポートされる予定です。最新の対応フォーマット一覧はこちらから確認できます。

USDエクスポート

Universal Scene Description (USD)は、Pixarが開発した3Dデータを記述するための定義とフォーマットです。 オープンソースのフォーマットとして、Blender、Maya、Unreal Engine、Houdini、その他多くのツールでサポートされており、NVIDIA Omniverseのネイティブファイル形式にもなっているなど、3D業界では広く普及してきています。

Substance 3D StagerはUSDファイルをインポートすることができ、最新リリースではUSDフォーマットファイルへのデータエクスポートもできるようになりました。Adobeは、他の業界標準ツール間のデータ交換をシームレスにするために、USDへの投資を継続するとしています。

ミラーオブジェクトとネガティブスケーリングのサポート

3Dで作業していると、対称または一致するアセットを作成したい場合があります。例えば、スニーカーのモデリングとテクスチャリングは作業を2回行うのではなく、一度モデリングしてから、オブジェクトを複製してミラーリングすれば効率良く作業を進められます。

Stagerは、ネガティブスケールに 対応し、プロパティパネルからオブジェクトを任意の軸で反転させることができるようになりました。 また、素早く編集するために、新しいミラーアクションを使用して、ローカルまたはグローバル空間でオブジェクトをミラーリングすることも可能となりました。

レンダリングモードのリアルタイムレンダリングエンジン

Stagerには2つのレンダリング方式があります。リアルタイムレンダラはライティングの高速インタラクティブプレビューモードに特化し、レイトレーシングレンダラはインタラクティブプレビューと最終品質のオフラインレンダリングのためのフォトリアリスティック品質に重点を置いています。リアルタイムレンダラーは、それほど高品質ではないものの、最終的な出力でも十分な場合が多く、特にアニメーションのドラフトを素早く作成するのに便利です。

Substance 3D Stagerの最新アップデートでは、レンダーモードで作業する際にレンダーエンジンとしてリアルタイムレンダラーを選択できるようになりました。

クラッシュレポート

Stagerでは、アプリ内でのクラッシュ検出とレポートが可能になり、問題点を開発チームに通知しやすくなりました。 アプリ内でクラッシュを報告することで、問題の切り分けと解決をより迅速に行うことができます。

アップデート情報

バージョン2.1

2023年6月22日 – Substance 3D Stager 2.1 がリリースされました。

このリリースでは、このアップデートにより、アニメーションとターンテーブルのオーサリング ワークフローの改善、USDサポートの改善、高速AIノイズ除去機能の追加が行われています。

■AIノイズ除去

新しいAIノイズ除去機能はGPUを活用し、通常画像のレンダリングにかかる時間の数分の一で高品質なレンダリングを実現できます。この機能は、レンダーモードでデフォルトで有効になり、高速レンダリングが可能になります。

■アニメーションの改良と動画エクスポート

アニメーションとターンテーブルを、MP4 ビデオまたは GIF として直接エクスポートできるようになりました。また、シーンのアニメーション中の編集が、最初のフレームに制限されなくなりました。

■USDサポート

USDのサポートが改善され、グランドプレーン、バックプレート、ライトなど、Stager固有の要素のインポートとエクスポートに対応しました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Substance 3D Stager は、Windows 10 (64bit, version 1909)以降、Mac OS  11 (Big Sur)以降で利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから

Substance 3D Stagerは、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

  • Adobe Substance 3D Texturing プランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、月に最大30の3​​Dアセット(マテリアルのみ)が含まれ、価格は2,398円/月(税込)です。
  • Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stagerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット(マテリアル、モデル、およびライト)が含まれ、6,028円/月(税込)です。
  • チーム向けAdobe Substance 3D Collectionプランには、4つのアプリ、100の3Dアセット、1TBのストレージ、と簡単なライセンス管理が含まれ、12,188円/月(税込)です。

価格ページへ

また、Steam で2023年末まで無料アップデートが可能なModelerPainterDesignerSamplerStagerの永久ライセンスの購入が可能です。(Substance 3D アセットプラットフォーム(以前の Substance Source)へのアクセス権限は含まれていません。)価格はそれぞれ16,500円です。2022の所有者は、期間限定でロイヤルティ割引が受けられます。期限は、Painterが2023年2月7日まで、Designer、Sampler、Stagerは、2023年2月15日までです。


Substance 3D Stager ウェブサイトへ

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