2023年2月1日 – ビジュアライゼーション、VR、3D、ソフトウェア開発スタジオ polygoniq は、Blender用の樹木ライブラリアドオンの最新アップデート botaniq 6.7 をリリースしました。botaniqの紹介をするのは初めてなので新機能と合わせて、主な機能についても紹介したいと思います。
botaniq とは
樹木ライブラリbotaniqは、最適化されたリアルな3D植物(主に樹木と草)の拡張し続けるライブラリです。建築ビジュアライゼーション、環境デザイン、森林のレンダリングなど様々な緑を必要とするシーンに使用することができる木、草、花、雑草、シダ、ツタ、ヤシ、多肉植物、低木、植物、鉢、岩、ユリノキ、ガーデンアセットが含まれています。
ライブラリーは拡張されていき、多くの木や緑がコレクションに追加されています。拡張に伴い、価格も若干上昇しますが、polygoniq の目標は、誰もが使える巨大なモデルライブラリーを、非常にリーズナブルな価格対価値比で作成することとされています。
実際、季節の変化、熱帯樹、多肉植物、散布、風のアニメーション、蔦の描画、観葉植物、庭のアセットなど、時間をかけて多くの機能とアセットが追加されてきました。
この度リリースされた botaniq 6.7では、アニメーション機能が強化され、すべての植生アセットとパーティクルシステムでアニメーション可能となりました、また、アニメーションのパフォーマンス、Blender 3.4 の公式サポート、アニメーションのランダム化、ミュート、アニメーションベイク、フレームループの間隔を変更するオペレータの追加などの新機能があります。今後、さまざまなLODやツリーペインティングなどの機能が計画されているとのことです。
主な機能
■アニメーションの追加
アニメーションのプリセットを追加することで、すべての植物アセットとパーティクルシステムをアニメーション化することができます。強さの調整、プリセットの変更、モディファイヤーのオン/オフなど、様々な機能があります。アニメーションをループさせることも可能です。

また、Offset randomize animation により、アニメーションの開始と終了をずらすことで、より自然なルックを作成することができます。
■アニメーションのランダム化

■アニメーションの無効化/有効化

■ツタの描画
メッシュの表面に描くようにツタなどを追加することができます。
■アセットのスキャッター
botaniqにはスキャッタリング機能も備わっており、選択したオブジェクトに好きなアセットを素早く配置することができます。またあらかじめ用意されているパーティクルプリセットを使用することも可能です。
・あらかじめ用意されているパーティクルプリセット
・パーティクルシステムごとに密度と長さの頂点グループを作成。
・1平方メートルあたりの密度を設定し、必要に応じて再計算することができます。
・選択したアセットをアクティブなパーティクルシステムに追加することもできます。
■アセットの生成
各アセットにはレンダリングプレビューがあり、アドオンから簡単に追加することができます。デフォルトでは、アセットはリンクされていますが、編集可能なオブジェクトとして追加したり、後で変換することもできます。
■新しいツリーを簡単に追加

ライブラリからアセットを選択し、数回クリックするだけで自然のシーンを作成できます。
■地面へのスナップ

Snap to ground ボタンを使って、地面に素早く設置させることが可能です。
■スケールと回転をランダム化

選択したアセットを自動的にランダム化し、回転やスケールを変えて、バリエーションがあるように見せることができます。
■編集可能な状態に変換

選択したアセットをシーン内で編集可能にすることができます。
含まれるすべてのアセットはこちらのページから確認することができます。
価格とシステム要件
botaniqは、
Blender 2.93, 3.0, 3.1, 3.2, 3.3、3.4(3.4はbotaniq 6.7で公式にサポート)で利用できます。
価格はフルバージョンが129ドル、アセットの33%が含まれているライト版が49ドルです。他にも無料版やスタジオ向けライセンスがあり、次の表のようになっています。
セール情報
現在、33%オフで購入可能なクーポンが利用可能となっています。
期限は2月12日(現地時間)まで
クーポンコード:pqflash33
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