Chaos Phoenix 5, update 1 がリリース、シミュレータのV-Ray IPR CPUサポートが追加など

プラグイン

2023年1月17日(現地時間) – Chaosは、流体力学(fluid dynamics)ソフトウェアの最新アップデート Chaos Phoenix 5.1(update 1)をリリースしました。

新機能ハイライト

このアップデートでは、ワークフローを高速化するための機能が追加され、これまで以上にクリエイティブなコントロールが可能になりました。また、Phoenix Standalone Simulatorは、Time Bend Resimulationとアニメーションに対応、その他にも多くの機能が追加されています。

反復処理の高速化(3ds Max)

V-Ray CPU のインタラクティブ プロダクション レンダリングのサポートにより、フィードバックを即座に受け取り、シミュレーションを微調整したり、さまざまな外観を検討したりすることができるようになりました。

よりクリエイティブなコントロール

ボリュームとパーティクルデフォーマー(3ds Max)

ボリュームとパーティクルをすばやく変形できます。現在、選択したシミュレータを曲げる、傾ける、先細りにする、ねじる、溶かす、伸ばすといった(Bend, Skew, Taper, Twist, Melt, Stretch)モディファイアが利用できます。

霧の吸収カラー

霧の中を進む光の色を変化させることで、新しく魅力的なボリューメトリックエフェクトを作り出せるようになりました。

■霧のフェイズ機能

Phoenix Particle ShaderのV-Ray CPUでレイトレース散乱を使用する場合、さらにリアルなボリュームエフェクトを作成できるようになりました。新しいPhase Functionパラメータにより、Shaderのフォグモードをより詳細に制御できます。

その他

ストリームラインプレビュー

シミュレーションを開始する前に、力がシミュレーションにどのように影響するかを正確で詳細なストリームラインプレビューで確認できるようになりました。ボタンをクリックするだけで、流線形のプレビューをネイティブの3ds MaxやMayaのスプラインに変換できます。

より強力なPhoenixスタンドアロンシミュレータ

Time-bend Resimulationのサポートによるシミュレーションのリタイム、ジオメトリやシミュレータ、シミュレータ内のオプションや3ds MaxやMayaのソースのアニメート、再シミュレーションのカスタム開始/停止フレームの設定、その他にも多くの機能が追加されて、Phoenixスタンドアロンシミュレータが強化されました。

ユーザーインターフェースの更新(3ds Max)

シミュレータのロード時間を短縮し、使いやすくするために、ユーザーインターフェースが最適化されました。ロールアウトをフローティング、ピン留め、ドッキングのいずれかに設定したり、ボリューメトリック オプション ウィンドウをピン留めしたり、その他にもさまざまな機能が追加されています。

その他すべてのアップデート内容・詳細の確認はこちらから

価格とシステム要件

Phoenix for 3ds Maxは、Windows 7, 8.1,10 で動作する 3dsMax2018 以降で利用することができます。Phoenix for Mayaは、Windows 7, 8.1, 10、Linuxで動作するMaya 2018以降、MacOS 10.11.x – 12.x で動作するMaya 2019以降で利用することができます。

それぞれのより詳しいシステム要件はこちらから(Maya 3dsMax

昨年、Chaos Phoenix for 3ds MaxとChaos Phoenix for Mayaが1つの製品に統合されました。Chaos Phoenix のライセンス価格は、9,130円/月、50,600円/年または、129,660円/3年となります。

また、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。

最新アップデートのダウンロードはこちらから(Maya 3dsMax


Chaos Phoenix ウェブサイトへ

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