2023年1月17日 – Appleは、M2 Proを搭載した新しいMac miniを発表しました。
M2とM2 Proを搭載した新しいMac mini
M2とM2 Pro搭載のMac miniは、より高速なパフォーマンス、さらに大容量のユニファイドメモリ、先進的な接続性を提供し、M2モデルは最大2台のディスプレイ、M2 Proモデルは最大3台のディスプレイに対応します。
M2とM2 Proでパフォーマンスが向上
前世代のMac miniと比較して、新しいMac miniには、より高速な次世代のCPUとGPUであるM2とM2 Pro、より高いメモリ帯域幅、よりパワフルなメディアエンジンが搭載されており、優れたパフォーマンスと電力効率を実現しています。どちらのモデルも先進的なサーマルシステムを備え、パフォーマンスを持続することが可能です。
M2については次の記事を
M2 Proについては次の記事をご覧ください。
https://cginterest.com/2023/01/18/apple%e3%80%81%e6%ac%a1%e4%b8%96%e4%bb%a3%e3%83%81%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%ae-m2-pr-o%e3%81%a8-m2-max-%e3%82%92%e7%99%ba%e8%a1%a8/
M2搭載Mac mini
M2搭載Mac miniは、4つの高性能コアと4つの高効率コアで構成される8コアCPUと10コアGPUを搭載し、最大24GBのユニファイドメモリと100GB/sの帯域幅を備え、84,800円というより一層お求めやすい価格となりました。
アプリの起動、複数のアプリで同時に複数の作業を行う、ウェブをブラウズするといった毎日のタスクが圧倒的に速くなり、より複雑な作業を行うユーザー向けには、負荷の高いワークロードもこなすことができます。また、最大2本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリームまたは最大12本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームを同時に再生することもできます。
M2搭載Mac miniでは次のようなパフォーマンスの向上が見られます。
前世代のM1搭載Mac miniと比較
- Final Cut ProでのProResトランスコードが最大2.4倍高速。
- Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
- 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大35パーセント高速。
Intel Core i7搭載Mac miniと比較
- Pixelmator Proでの機械学習(ML)による画像アップスケーリングのパフォーマンスが最大22倍高速。
- Final Cut Proでの複雑なタイムラインレンダリングが9.8倍高速。
M2 Pro搭載Mac mini
M2 Proは、Mac miniに初のプロレベルのパフォーマンスをもたらします。8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された最大12コアのCPUと、最大19コアのGPUを搭載しているM2 Proは、M2の2倍の200GB/sのメモリ帯域幅を持ち、最大32GBのメモリに対応しています。
M2 Proは、ビデオの再生とエンコーディングをわずかな電力で劇的に加速させるよう設計されているパワフルなメディアエンジンを搭載し、次世代のNeural EngineはM1より40パーセント高速で、映像分析や画像処理などの機械学習タスクが速くなります。最も一般的なビデオコーデックを高速処理し、最大5本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリームまたは最大23本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームを同時に再生することが可能です。
M2 Pro搭載Mac miniでは次のようなパフォーマンスの向上が見られます。
前世代のM1搭載Mac miniと比較
- Affinity Photoでのグラフィックパフォーマンスが最大2.5倍高速。
- Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速。
- 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大2.8倍高速。
Intel Core i7とRadeon Pro 5500 XTを搭載した27インチiMacと比較
- Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
- Adobe Lightroom Classicでのパノラマ合成が最大5.5倍高速。
- Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングが最大4.4倍高速。
M2 Proにより、Mac miniユーザーは、以前ならこのようなコンパクトなデザインでは考えられなかったような高いパフォーマンスを必要とするワークフローが可能になります。また、ゲームのパフォーマンスは最も高速なIntel搭載のMac miniより最大15倍高速となるようです。
優れた接続性
Mac miniは引き続き、豊富なポートで優れた接続性を提供します。M2モデルは2つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大2台のディスプレイに対応します。
M2 Proモデルは4つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大3台のディスプレイに対応します。さらに、M2 ProモデルはMacで初めて1台の8Kディスプレイに対応しています。
両方のモデルに、2つのUSB-Aポート、HDMIポート、ギガビットEthernetポート(10GBのオプションあり)、およびハイインピーダンスヘッドフォンに対応するようアップグレードされたヘッドフォンジャックがあります。また、ワイヤレス接続用に、どちらの新しいモデルも従来よりスループットが最大2倍高速な最新の規格であるWi-Fi 6E、およびBluetooth 5.3を備えています。
Studio DisplayとMagicアクセサリ
Studio DisplayおよびMagicアクセサリと組み合わせることにより、Mac miniは、最高のデスクトップ体験を提供します。Studio Displayは、広々とした27インチ5K Retinaディスプレイ、センターフレームに対応した12MP超広角カメラ、スタジオ品質の3マイクアレイ、空間オーディオを楽しめる6スピーカーサウンドシステムを備えており、さらに、Mac miniとStudio Displayの洗練されたデザインを引き立て、マッチするMagicアクセサリを追加することもできます。
価格と発売時期
M2とM2 Proを搭載した新しいMac miniは、米国を含む27の国と地域のapple.com/jp/storeおよびApple Storeアプリで本日1月17日より予約注文を開始します。1月24日 (火) より、お客様へのお届けと同時に、Apple StoreとApple製品取扱店での販売を開始する予定です。
日本、オーストラリア、中国、香港、マカオ、およびニュージーランドでは2月3日(金)より販売です。
M2搭載Mac miniは84,800円(税込)から、学生・教職員価格では70,800円(税込)から提供されます。M2 Pro搭載Mac miniは184,800円(税込)から、学生・教職員価格では170,800円(税込)から提供されます。詳しい技術仕様はapple.com/jp/mac-miniでご覧いただけます。
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