2022年12月1日(現地時間)- Foundryは、Peregrine Labs の Bokehツールの権利を取得し、Foundryファミリーの一員になることを発表しました。
Peregrine Labs の Bokeh ツールとは
Bokehは、ディープデータのデフォーカスを行う唯一の商用ツールであり、Nukeでディープコンポジットを行うアーティストにとって不可欠なツールとなっています。また、Bokehは、現実のレンズの属性をシミュレートする機能を備えており、アーティストは非常にシネマティックな被写界深度エフェクトを実現することが可能です。
BokehとNukeの詳細はこちらから
追加料金なしで Nuke に統合へ
Bokehツールは、今後リリースされる Nuke 14 シリーズと Nuke 13.2 に統合され、2023年初頭からNuke、NukeX、Nuke Studio、Nuke Indie および Nuke Non-commercial の有効なライセンスを持つすべてのユーザーが追加費用なしで利用できるようになる予定です。
Bokehは、まず現在の機能でNukeに統合されますが、Foundryは、将来的にパフォーマンスを向上させ、機能を拡張するためにBokehをさらに開発することを計画しています。
サポートについて
Peregrine Labs は、2023年12月31日までNuke 13.2以前のリリースのサポートを継続します。
有効なライセンスを持つユーザーまたは2022年11月1日以降に有効期限が切れたユーザーは、2023年12月31日まで1回限り無償で延長することが可能です。
今回の発表について、Peregrine Labsの創設者であるColin Doncaster氏、FoundryのChief Product OfficerであるChristy Anzelmo氏はそれぞれ以下のように述べています。
「BokehがFoundryとその世界クラスのチームに新しい拠点を見つけ、Nukeエコシステムにおいて製品がこれまで以上に利用しやすくなったことにPeregrineの社員全員が興奮しています。」
– Colin Doncaster氏
「Peregrine LabsのBokehツールセットがNukeファミリーに加わることになり、大変うれしく思っています。Colinとそのチームの創意工夫と継続的なサポートのおかげで、Bokehは10年以上にわたってディープデフォーカスアルゴリズムのリーダーであり続けています。この強力なツールをNukeに統合することで、お客様が別のライセンスを維持することなく、ネイティブなディープコンポジットのツールセットを強化することができます。」
– Christy Anzelmo氏
Foundry acquires the rights to Peregrine Labs’ Bokeh tool for Nuke
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