3DCoat 2022.52 がリリース、マルチレゾリューション、スケッチツールの改善、ペイントの改善など

2022年11月22日 – Pilgwayは、3Dスカルプト・ペイントソフトウェアの最新アップデート 3DCoat 2022.52 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、3DCoat2022.16と比較して、サーフェススカルプティングのためのマルチレゾリューション、スケッチツールの改善、ペイントの改善、UV/自動UVマッピングの更新、インポート/エクスポート機能の改善など多くの機能が追加されています。次の動画では、新機能の一部を確認できます。

この機能では、三角メッシュを複数回分割し、LODsを移動しながらスカルプティングすることができます。レイヤー、カラーもサポートされています。

マルチレゾリューションレベルが存在しない場合でも、デシメーションまたはリトポロジー（手動または自動）により、低いマルチレゾリューションレベルを追加することができるため、トポロジーの変化により最初の低いLODが失われた場合でも、より低いマルチ解像度LODを得ることができます。

スケッチツールには以下のような改善があります。

次の動画では3つの投影で描画することで、いかに簡単にモデルを作成できるかを示しています。。

強力な、valence/densityに依存しないスクリーンベースのカラースムージングがペイントルームに追加されました。ペイントツールは、スカルプトルームに表示され、サーフェス/ボクセル上でのペイントが簡素化されています。

また、ボリューメトリックペイントとカラーの完全サポートがされており、実世界のテクスチャと厚みを模倣したボリューメトリックペイントがPBRで正しく機能するようになりました。

・BlenderやUE5への複数アセットの自動エクスポートを手動でレトポやUVマッピングをすることなく簡単に実行可能になりました。

・IGES 形式でのメッシュのエクスポートが可能に (この機能は 2022 年末まで有効で、それ以降は追加料金のかかる Extra Module として提供されます)

・FBX エクスポートの改善：埋め込みテクスチャのエクスポートの可能性 (UE 用)、ルックプリファレンス In/Out、FBX での正しいテクスチャ割り当て

・USDのエクスポート/インポートをサポート、python38 用の usd ライブラリを更新。

・USD/USDA/USDC/USDZのインポートとUSD/USDCのエクスポートがmacOSで可能になりました（USDA/USDZのエクスポートはWIP）。

■アンダーカットのモールディングツール

モールディングツールにより、鋳造モールドの3Dモデルを簡単に作成することができます（この機能は2022年末までの期間限定で、それ以降は追加料金で追加モジュールとして提供されます）。

■UV/自動UVマッピングのメジャーアップデート

品質向上、重要なジョインクラスターツールの追加。

■UI

独自のカラーUIテーマ（Preferences->Theme）を作成し、Window->UI color scheme->…から呼び出すことが可能です。デフォルトとグレーのテーマが含まれています。

■Blender Applink

Blender Applink が本質的にアップデートされました。Factures でカバーされている Sculpt オブジェクトは、AppLink を介して Blender に転送できるようになりました。

■モデリングの改善

■ACES トーンマッピングの導入

その他、より詳しいアップデート内容の確認はこちらから

3DCoat2022は、64bit Windows 7/8/10, macOS 10.13 HighSierra以降, Linux Ubuntu 20.04以降で利用できます。

3DCoatの個人向け永久ライセンスの価格は 379ユーロ、サブスクリプション価格は19.85ユーロ/月または149.85ユーロ/年です。

永久ライセンスを購入して分割払いする「Rent-to-Own」ライセンスは、11回の連続月払いのサブスクリプションプランで39.7ユーロ、または7回の連続月払いのサブスクリプションプランで59.55ユーロです。最終支払により永久ライセンスを取得できます。

企業向け永久ライセンスの価格は459ユーロから、サブスクリプション価格は34.85ユーロ/月または279.85ユーロ/年からです。