Cinema 4D 2023.1 がリリース！GPU/CPU対応煙、火、爆発シミュレーションが可能に

2022年11月9日(現地時間) – Maxon は、同社のエディター、映画制作者、モーションデザイナー、視覚効果アーティスト向けのプロフェッショナルソフトウェアソリューションの最新アップデートを発表しました。ここでは、Cinema 4D 2023.1 の新機能について紹介したいと思います。

新機能ハイライト

この2022年11月のリリースでは、Pyro機能が搭載されて、GPUやCPUを使って簡単に火、煙、爆発をシミュレーションが可能となりました。他にも統合性を高めたRedshiftカメラや放射状に対称化されるモデリング機能も含まれています。

Pyro は、アーティストがCinema 4Dオブジェクトやスプラインから煙、火、爆発の放射のシミュレートを設定して、それをGPUやCPUですばやく計算します。煙の密度や炎の温度などのパラメータが使用して、シミュレーションをコントロールすることが可能です。

Pyroは、Cinema 4Dの統一シミュレーションシステムとシームレスに統合されているため、クロスやソフトボディに火をつけて、炎をあおることもできます。

GIF

Cinema 4Dの新しいRSカメラは、直感的なカメラ操作とRedshiftエフェクトの設定が整理されており、ショットを撮るのがより簡単になりました。新しいセンサーフィット設定を使えば、オーバースキャンでレンダリングしたり、様々なアスペクト比のコンポジションを合わせることが簡単にできます。

新しいRSカメラの機能は以下の通りです。

平面とトポロジカルに加え、対称モデリングに新しく放射状対称が追加されて、スライスの数とオフセットを定義することで、円形状のものをインタラクティブにモデリングできできるようになりました。

他にも以下のようなモデリング機能が追加されています。

Redshiftとの統合の強化の一環として、Redshift マテリアルのビューポートプレビューが改善され、アニメーションテクスチャ、ランプ、カラーコレクションノードがサポートされました。

Redshift自体もアップデートされており、Pyro や新しいカメラプリセットをサポートしています。詳しくはこちらで確認可能です。

以上の新機能はMaxon Japanさんの新機能動画で詳しく解説されています。

■その他の機能強化

Apple SiliconでのSubstance Engineのサポート
ジェネレータでのプロシージャルなポリゴン選択と頂点マップのサポートが改善され、フィールドベースのポイントおよびエッジ選択もサポートされるようになりました。
プロシージャル選択タグをタグメニューから簡単に追加可能
プロシージャル選択と頂点マップは、” Use Deformed Points “によって変形の前でも後でも計算可能。
すべてのタグメニューは引き裂くことができ、タグはパレットに統合可能
シーンノード：Formula Node数式ノードにより、1つのノードで多段階/多変数の簡単な計算が可能
シーンノードジオメトリコリジョンノードのオプションと動作の改善
Cineware Unreal Integrationは、C4D 2023.1およびUnreal Engine 5.0.3 または5.1をサポートし、変形メッシュアニメーションをサポートするようになりました。ダウンロードはこちらから

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから