Apple、M2チップを搭載し、Apple Pencil のホバー機能を備えた次世代 iPad Pro を発表

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2022年10月18日 – Apple は、4つの鮮やかなカラーで再設計されたiPad、M2チップを搭載した次世代 iPad Pro を発表しました。

ここでは、 iPad Pro について詳しく紹介したいと思います。

M2チップを搭載し、Apple Pencil のホバー機能を備えた次世代 iPad Pro

12.9インチ iPad Pro(第6世代)と11インチ iPad Pro(第4世代)が新しく発表されました。スペック表を見る限り、ディスプレイ以外は、以下のような同様の新機能を備えています。

M2チップを搭載

AppleのMシリーズチップの第2世代となるM2は、業界をリードする電力効率、ユニファイドメモリアーキテクチャ、カスタムテクノロジーを備えており、iPad Proのパフォーマンスが向上しています。

M2は、性能コアと効率コアがどちらも進化し、M1より最大15パーセント高速な8コアCPUと、高い処理能力を必要とするユーザーに対して最大35パーセント高速なグラフィックスパフォーマンスを提供する10コアGPUを搭載しています。CPUおよびGPUとの組み合わせにより、16コアのNeural Engineは、M1に比べて40パーセント多い、1秒間に15兆8千億回の演算が可能です。

M2の詳細については以下の記事をご覧ください。

Apple、第2世代 AppleシリコンM2を発表
2022年6月6日(現地時間)- Appleは、Macのために特別に設計されたAppleシリコンの次世代の始まりとなるM2を発表しました。 第2世代 Appl...

M2のパフォーマンスは、膨大な写真ライブラリを編集する写真家や複雑な3Dオブジェクトを扱うデザイナーから、高度な画像処理や分析を行なう医療従事者、グラフィックスを駆使したゲームを楽しむゲーマーまで、最も負荷の高いワークフローでも威力を発揮するとされています。

ProResビデオを撮影可能に

M2のパワーによって、新しいメディアエンジンと画像信号プロセッサ、先進的なカメラとの組み合わせで、ユーザーは初めてProResビデオを撮影できるようになり、ProRes映像のトランスコードが最大3倍高速になります。これによって、コンテンツクリエイターが現場で1台のデバイスを使って映画品質のビデオを撮影、編集、公開できることになります。

発表の動画の後半では、iPad pro上で動作する DaVinci Resolve、Affinity Publisher、Octane X の映像を見ることができます。

Apple Pencilによるポイント体験

新しいiPad ProとiPadOS 16によって、Apple Pencil(第2世代)にポイントと呼ばれるペンのホバー機能が追加されました。Apple Pencilはディスプレイの最大12mm上まで検知されるようになったので、ペンを画面につける前にプレビューを見ることができます。

これにより、ユーザーはさらに高い精度でスケッチしたり、イラストを描いたりすることができます。また、スクリブルでは、Apple Pencilを画面に近づけると、テキストフィールドが自動的に大きくなり、手書き文字がより速くテキストに変換されます。

他社製のアプリケーションも、この新しい機能を利用して、まったく新しいマーキングと描画の体験を実現することが可能となります。

人気のイラストアプリ Procreate を開発するSavage Interactiveは、早々にブラシサイズと不透明度のジェスチャー、カラードロップ、ギャラリープレビューなど、ホバー機能を利用した次期バージョンProcreate 5.3 の新機能を発表しました。

高速なワイヤレス接続

新しいiPad Proは、Wi-Fi 6Eをサポートしており、ダウンロードは、前世代よりも2倍高速な最大2.4Gbpsを実現しています。

5G(sub-6GHzおよびmmWave)に対応したWi-Fi + Cellularモデルでは、世界中のさらに多くの5Gネットワークをサポートします。

iPadOS 16のプロ向け機能

メッセージの大幅なアップデート、メールとSafariの新しいツールなどに加えて、、iPadOS 16はiPad Proの体験を高めるパワフルな生産性のための機能も導入しています。

  • ステージマネージャは、アプリケーションとウインドウを自動的に整理し、タスク間の切り替えをすばやく簡単にできるようにする、まったく新しいマルチタスキング体験です。年内に、ステージマネージャは、最大6Kの解像度を備えた外部ディスプレイのフルサポートを実現するため、ユーザーは理想のワークスペースを構成し、iPad上に最大4つのアプリケーション、外部ディスプレイに最大4つのアプリケーションを表示しながら作業できるようになります。
  • デスクトップクラスのアプリケーションでは、iPad Proのディスプレイに最適化された新しい機能が実現しているため、一貫した取り消しとやり直し、再設計されたインラインの検索と置換の体験、新しい書類のメニュー、カスタマイズ可能なツールバー、ファイルの拡張子の変更、ファイルアプリケーションでのフォルダサイズの確認などの新しい要素や操作により、アプリケーションがさらに有能になります。
  • リファレンスモードでは、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載した12.9インチiPad Proで、レビューや承認、カラーグレーディング、合成といった正確な色味と一貫した画質がきわめて重要なワークフローで色の条件に合わせることができます。つまり、写真家やビデオグラファーのようなプロのユーザーは、あらゆる細部を現実の世界に近く再現するHDRの画像やビデオを手元ですぐに編集でき、撮影現場の撮影監督は最終的な映像を表すカラープロファイルでコンテンツをプレビューできます。

iPadOS 16の詳細については以下の記事もご参考に。

https://cginterest.com/2022/06/08/apple%e3%80%81ios-16%e3%80%81ipados-16%e3%80%81macos-ventura%e3%82%92%e7%99%ba%e8%a1%a8/

価格と販売について

新しいiPad Proは、米国を含む28の国と地域で、2022年10月19日からapple.com/jp/storeとApple Storeアプリケーションで注文できるようになり、10月26日(水)から販売を開始します。

価格は以下のようになっています。(2022年10月20日時点:Appleストア参考

12.9インチ iPad Pro

■Wi-Fiモデル

  • 128GB 172,800円(税込)
  • 256GB 188,800円(税込)
  • 512GB 220,800円(税込)
  • 1TB 284,800円(税込)
  • 2TB 348,800円(税込)

Wi-Fi + Cellularモデル

  • 128GB 196,800円(税込)
  • 256GB 212,800円(税込)
  • 512GB 244,800円(税込)
  • 1TB 308,800円(税込)
  • 2TB 372,800円(税込)

11インチ iPad Pro

■Wi-Fiモデル

  • 128GB 124,800円(税込)
  • 256GB 140,800円(税込)
  • 512GB 172,800円(税込)
  • 1TB 236,800円(税込)
  • 2TB 300,800円(税込)

Wi-Fi + Cellularモデル

  • 128GB 148,800円(税込)
  • 256GB 164,800円(税込)
  • 512GB 196,800円(税込)
  • 1TB 260,800円(税込)
  • 2TB 324,800円(税込)


Apple、驚異的なパワーのM2チップを搭載した次世代のiPad Proを発表

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