Adobe、コラボレーション インターフェースデザイン プラットフォーム Figma を買収

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2022年9月15日(現地時間) – Adobe は、コラボレーション インターフェース デザインプラットフォーム Figma の買収を発表しました。

Figma とは

Figmaは、2012年にDylan Field氏とEvan Wallace氏によって設立されたブラウザベースのコラボレーション インターフェース デザインプラットフォームです。

現在では、マルチプレイヤー・ワークフロー、洗練されたデザインシステム、豊富で拡張性の高い開発者エコシステムを通じて、インタラクティブなモバイルおよびウェブアプリケーションをデザインするすべての人のコラボレーションを可能にし、何百万人もの新世代のデザイナーや開発者、学生の支持を集めています。

Adobeが Figma を買収

Adobe は、コラボレーション インターフェース デザインプラットフォーム Figma を現金と株式を合わせて約200億ドルで買収する正式な合併契約を締結したことを発表しました。

AdobeとFigmaが一緒になることで、創造性と生産性の未来を再構築し、Web上での創造性を加速させ、プロダクトデザインを進化させ、クリエイター、デザイナー、開発者のグローバルなコミュニティを刺激していくとされています。統合された会社は、巨大で急成長する市場機会と、顧客、株主、業界にとって大きな価値を推進する能力を持つことになります。

  • ウェブ上での創造性を加速 – FigmaのWebベースのマルチプレイヤー機能は、AdobeのCreative CloudテクノロジーのWeb上での提供を加速させ、クリエイティブプロセスの生産性を高め、より多くの人がアクセスできるようにします。
  • プロダクトデザインの進化 – AdobeとFigmaは、Adobeの画像、写真、イラスト、ビデオ、3D、フォント技術の強力な機能をFigmaプラットフォームに導入することにより、デザイナー、プロダクトマネージャー、開発者など、製品デザインプロセスのすべての関係者に利益をもたらします。
  • コミュニティを刺激 – Figmaは、チュートリアルからテンプレート、プラグインに至るまで、あらゆるものを開発し、大規模で成長中のエコシステムと共有する情熱的なコミュニティを擁しています。AdobeとFigmaのコミュニティの組み合わせにより、デザイナーと開発者の距離が縮まり、コラボレーション・デザインの未来を切り開きます。

Adobe は、Figma が自律的に運営され続けることに深くコミットしており、Dylan Field氏は引き続き CEO を務めます。Dylan Field氏は、Figma をこれまでと同じように運営し続ける予定としており、予測不可能なインフレの状況にありますが、今のところFigmaの価格を変更する予定はないとされています。『Figma』のすべての教育向けコンテンツは、今後も無料で提供されます。

Adobeのデジタルメディア事業の社長であるDavid Wadhwani氏、Figmaの共同設立者兼CEOのDylan Field氏は、今回の買収についてそれぞれ次のように述べています。

「Figmaは、Web上で驚異的な製品デザインプラットフォームを構築しています。我々は、彼らの素晴らしいチームや活気あるコミュニティと提携し、創造性と生産性の未来を再構築するという我々の共同ミッションを加速させることを楽しみにしています」

– David Wadhwani氏

「アドビの素晴らしい技術革新と専門知識、特に3D、ビデオ、ベクター、画像、フォントを活用することで、ブラウザでのエンドツーエンドの製品デザインをさらに再構築し、新しいツールやスペースを構築して、お客様が製品をより速く、より簡単にデザインできるようにします。」

– Dylan Field氏


Adobe to Acquire Figma

A new collaboration with Adobe

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