Autodesk、従量制で安価な Maya Creative を発表

CGソフト

2022年9月14日(現地時間) – Autodeskは、従量制で安価な Maya Creative を発表しました。

手頃な価格で柔軟性のある Maya Creative

増加する消費者の需要に対応

VFX 現場では、加入者を満足させるために、ストリーミングサービス向けに高品質なコンテンツを迅速に作成することが求められています。Statistaの調査によると、10人に8人が過去2年間にビデオオンデマンドサービスを利用したそうです。

同時に、制作予算は増加していますが、消費者の需要に追いついていません。このため、企業はより少ない費用でより多くのことを行うよう圧力を受けています。大規模な施設では、フリーランスのアーティストやブティック型のVFXハウスを雇い、作業量を増やしているため、手頃な価格の業界標準のツールへの需要が高まっています。

Maya Creativeは、小規模なスタジオのアーティストにとって参入障壁を低くすることで、コンテンツ制作をより身近なものにするために発表されました。大規模な制作ワークフローに必要なAPIアクセスや拡張性を必要としないフリーランサーや 小規模なクリエイティブチームにとって、費用対効果の高いオプションを導入することが目標とされています。

この、より手頃な価格で柔軟性のあるMayaのバージョンは、生産能力の拡大やプロフェッショナルな3Dツールの利用を考えている方にとっての魅力的な選択肢となります。

Maya Creativeによって小規模なチームや個人のクリエイターが、大規模な施設と並んで競争し、コンテンツを作成することが容易になることが期待されています。

Maya Creativeの機能について

Maya Creativeは、通常のMayaと同様のモデリング、アニメーション、リギング、レンダリングツール(Arnoldレンダラー)を備えていますが、一部機能に制限があります。

  • ペイント エフェクト
  • Adobe Substance の統合
  • Maya Toon Shader
  • Bifrost procedural effects platform
  • Unreal Live Link for Maya support
  • Linuxサポート
  • などなど

といった機能は利用できません。より詳しい機能比較はこちらから

価格とシステム要件

Maya Creativeは、WindowsとMacの両方で使用できます。詳しいシステム要件はこちらから

アーティストは、日常的に製品を使用するための従量制オプションであるFlexを通じて、自分の仕事に適した形で使用することができます。従量制オプションFlexの詳しい情報は以下の記事をごらんください。

Autodeskがロゴを刷新、新しい従量課金制「Flex」を発表
2021年9月7日(現地時間)Autodesk(オートデスク)は、新たなロゴとブランドカラーやイメージの変更を発表しました。また、同月16日(現地時間)には新し...

Maya Creativeは、従量制課金Flexのみで、1トークン/日で利用可能です。(Maya、3dsMaxは 6トークン/日 必要)

トークンの価格は100トークン300ドル、日本円では500トークン198,000円(100トークン換算すると39600円)ということになっていますので、1日(24時間)400円程で利用できるということになります。

日本では、こちらの認定販売パートナーから利用可能となっています。


Autodesk launches Maya Creative for more flexible and affordable artist workflows

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました