Substance 3D Sampler 3.4.0 がリリース!パラメータの公開、Pythonオーサリング機能の追加など

CGソフト

2022年9月6日(現地時間)- Adobeは、マテリアルオーサリングソフトウェアの最新アップデートSubstance 3D Sampler 3.4.0 をリリースしました。このバージョンのコードネームは ”Arancini” となっています。

新機能ハイライト

このリリースでは、3D ワークフローのスピードと品質を向上させるためにデザインされた新機能が導入されています。

公開されたパラメータ

アセットパラメータを公開(Exposed)することにより、SBSARファイルをサポートするCLO、UE5、Blender、Photoshop、Illustratorなど、あらゆるソフトウェア内でパラメトリックマテリアルをコントロールできるようになりました。イテレーションを高速化し、Samplerと他のソフトウェア間の行き来をなくすことができます。

上記の動画で見られるように、ピンをクリックするだけでマテリアルのパラメータが表示されます。

パラメータとレイヤーパネルでは、どのパラメータがどのレイヤーと関連しているかがわかりやいように、カラードットが表示されます。

Pythonオーサリング

プラグインやスクリプトの作成が可能になりました。これにより、インターフェースをカスタマイズし、Samplerをパイプラインに統合したり、ワークフローを全体的に設定することが容易になります。

例えば、複数のマテリアルをワンクリックでエクスポートするような反復作業を自動化するスクリプトを作成することができます。

最初のプラグインやスクリプトの作成方法についてはこちらから

CLO 物理プロパティ

曲げ(Bending)、せん断(Shear)、摩擦(Friction)といったファブリックの物理特性(physical properties)を入力することで、物理シミュレーションでリアルな挙動をするテキスタイルを作成できるようになりました。

また、このアップデートにより、SBSAR は物理情報をメタデータに含むようになりました。このメタデータはCLOによって使用されます。

GIF

Image to Material (AI Powered)

mage to Material (AI Powered)がMacOSで利用可能になり、Apple Siliconデバイスでネイティブに動作するようになりました。

その他すべてのアップデート内容はこちらから

価格とシステム要件

Substance 3D Sampler 3.4は、Windows 10 (64bit, version 1909)以降、Mac OS 10.14 (Mojave)、Linux CentOS 7.0、Ubuntu 18.04 (Steam only)で利用できます。

より詳しいシステム要件はこちらから

Substance 3D Sampler は、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

・Adobe Substance 3D Texturing プランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、月に最大30の3​​Dアセット(マテリアルのみ)が含まれ、価格は2,398 /月(税込)です。

・Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stagerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット(マテリアル、モデル、およびライト)が含まれ、6,028円/月(税込)です。

・チーム向けAdobe Substance 3D Collectionプランには、4つのアプリ、100の3Dアセット、1TBのストレージ、と簡単なライセンス管理が含まれ、12,188円/月(税込)となります。

価格の確認はこちらから

また、Steam で2022年末まで無料アップデートが可能なPainterDesignerSamplerStagerの永久ライセンスの購入が可能です。(Substance 3D アセットプラットフォーム(以前の Substance Source)へのアクセス権限は含まれていません。)価格はそれぞれ15900円です。


Substance 3D Sampler ウェブサイトへ

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