2022年8月16日(現地時間)- Adobeは、画像編集ソフトウェアの2022年8月リリースとなるデスクトップ版 Photoshop 23.5と iPad 版 Photoshop 3.7 をリリースしました。
Photoshop デスクトップ版
このリリースでは、クラウドサービスを使用した「被写体を選択」機能が追加されました。
「被写体を選択」クラウドサービス
この「被写体を選択」クラウドサービスを使用すると、デバイス上の「被写体を選択」処理で得られる画像よりも、よりきめ細かく高品質な画像を取得することができます。
詳細を扱う場合はクラウドモード、迅速な結果が必要な場合はデバイスモードを使用することができます。「被写体を選択」をクラウドモードにするには、次のいずれかの操作を行います。
- 環境設定ダイアログボックスの「画像処理」セクションに移動し、「被写体を選択」処理にデバイスモードまたはクラウドモードを選択。
- 選択とマスクワークスペース内から、または選択/被写体メニューオプションをクリックして選択。
その他
■ニュートラルカラーモードの UI 環境設定
アプリケーションフレームの UI 要素(「共有」ボタンなど)にニュートラルカラーを使用できるようになりました。環境設定/インターフェイスに移動すると、ニュートラルカラーモードのチェックボックスが「表示方法」セクションの下に表示されます。
■Windows の環境設定の検索
Windows マシンでも、環境設定ダイアログボックス内でキーワードを使用して検索できるようになりました。検索バーはデフォルトで有効になっており、誰でも使用できます。これは環境設定ダイアログの右上隅付近にあります。
■調和ニューラルフィルターの改善
強度、彩度および明るさの設定により、クリエイティブワークフローでレイヤーのカラーと輝度を調整して、完全にバランスの取れた合成画像を作成することができます。
■16 ビットドキュメントの精細プレビュー
精細プレビュー機能がアップデートされ、16 ビットドキュメントでより多くの色調の変化が得られ、カラーと明るさの調整を行うことができます。さらに、より正確な合成やヒストグラムが得られるため、データの不正確さや縞模様の余地が軽減されます。
■新しいカメラとレンズのサポート
新たに追加されたカメラとレンズは、以下のサポート対象プロファイルの一覧で確認できます。
Photoshop iPad 版
iPad 版のPhotoshop3.7には以下のような新機能があります。
■新しいチュートリアル
調整レイヤーと画像のレタッチに関する新しいアプリ内チュートリアルが追加されました。
調整レイヤーチュートリアルの簡潔で単純な手順に従えば、調整レイヤーを使用したオブジェクトカラーの変更方法がわかります。 他の種類の調整レイヤーを試して、さらに詳しく調べることもできます。
画像をレタッチチュートリアルを最後まで進めると、スポット修復ブラシツール、修復ブラシツール、コピースタンプツールを使用して、しみや汚れを写真から除去したり、オブジェクトを非表示にしたり、要素をコピーしたりする方法がわかります。
■ホーム画面から編集に招待
ワークスペースに移動せずにアプリケーションのホーム画面からクラウドドキュメントを表示または編集したり、フィードバックを共有したりするために、ユーザーを招待することができるようになりました。
Photoshop のすべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
デスクトップ版Photoshopは、現在Windows 10(64 ビット)バージョン 1909 以降、macOS Catalina(バージョン 10.15)以降で利用できます。詳しいシステム要件の確認はこちらから
デスクトップ版PhotoShopの価格はサブスクリプション形式で、単体プランが2,728 円/月 (税込)です。フォトプラン 1,078 円/月 (税込)やコンプリートプラン 6,248 円/月 (税込)にも含まれています。
デスクトップ版PhotoShopにはiPad版のライセンスも付属しています。また、単体プランではAdobeFrescoプレミアム版も利用できます。
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