2022年8月8日(現地時間) – Autodesk、メディアレビュー&再生ソフトウェアある RV のオープンソース化を発表しました。
RVについて
RVは、Sci-Tech賞を受賞したメディアレビューと再生ソフトウェアです。
RVには、VFXやアニメーションのアーティストや制作チームが、高解像度の画像やシーケンスをリアルタイムでシームレスに表示し、プロジェクトでコラボレーションしながら異なるバージョンを比較できるようにするプロ仕様のメディアプレーヤー技術が搭載されています。
Autodeskは、Tweak Software 2015からRVテクノロジーを取得し、ShotGrid制作管理プラットフォームに統合しました。現在RVは、ShotGridエコシステムの一部として利用できます。
RVの詳細については、ShotGridのウェブサイトをご覧ください。
RV がオープンソースに
Autodeskは、Sci-Tech 賞を受賞したメディア レビューおよび再生ソフトウェアである RV をオープンソースにすることを発表しました。
Autodesk は、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が The Linux Foundation 傘下で 2018 年に立ち上げた 映画業界全体でオープンソースソフトウェアの利用を促進し、グローバルなコラボレーションを効率化することを目的とした組織 ASWF の創設メンバーです。
RVのコードは、最近発表された DNEG の xStudio、Sony Pictures Imageworks の itview とともに、再生、レビュー、承認のための統一されたオープンソースツールセットを構築する ASWF の最新のサンドボックス(仮想環境)プロジェクト、Open Review Initiativeを形成することになります。
Autodesk の Media & Entertainment SVPであるDiana Colella氏は、次にように述べています。
「RVデスクトップメディアプレーヤーをオープンソースコミュニティと共有することは、クラウドワークフローとオープンスタンダード(MaterialX、OpenTimelineIO、USDなど)を取り入れる我々の旅における自然な次のステップです。コンテンツに対する需要が史上最高である現在、我々は業界のために新しい機会と回復力を作り出すことに非常に興奮しています。」
また、Animal Logic CTO兼AWSF理事であるDarin Grant氏は、次のように述べています。
「RVは、私たちのアニメーション・パイプラインに不可欠なものであり、これにより、私たちの統合技術を業界と共有することができます。これは、私たちがAutodeskとPixarと行った、私たちのALUSDMayaツールセットをAutodeskがサポートするmaya-usdプラグインに統合したことと似ています。OpenColorIOへの貢献と同様に、Autodeskは、業界を前進させる基礎となるライブラリやツールセットを共有することで、再びオープンソースへのコミットメントを示しています。」
Autodeskは、ShotGridエコシステムの一部として、今後もRVを商業的にサポートしていく予定です。
Autodeskのオープンソースソフトウェアは、こちらのページかこちらのgithubページから確認することができます。RVは、投稿時点ではまだ公開されていないようです。
Autodesk open sources RV to democratize access and drive open standards
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