Twinmotion 2022.2 Preview 2 が利用可能に、Sketchfab ライブラリサポートなど

CGソフト

2022年6月21日(現地時間)- EpicGamesは、建築、建設、都市計画、ランドスケープデザイン向けビジュアライゼーションツールの最新アップデートとなる Twinmotion 2022.2 のプレビュー版 Twinmotion 2022.2 Preview 2をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースではSketchfabライブラリのサポート、glTF ファイルのサポート、デザインソフトウェアからのライトインポートなどの新機能があります。

Sketchfabライブラリのサポート

Quixel Megascans ライブラリの統合と同様に、Sketchfab ライブラリも Twinmotion で利用できるようになりました。アセットをダウンロードするには Epic アカウントにログインする必要があります。Twinmotion に含まれる Sketchfab ライブラリには約 700,000 点のオブジェクトがあります。ダウンロードしたオブジェクトは、Twinmotionシーンにドラッグ アンド ドロップすることができます。

Twinmotion で提供される Sketchfab ライブラリには以下の制限事項があります。

  • ユーザー自身、もしくはユーザーが所属する組織で取得している Sketchfab 3D モデルにアクセスすることはできません。アクセスできるのは、Twinmotionライブラリで提供されるSketchfabアセットのみとなります。
  • Twinmotion は、CC BY、CC BY-SA、CC BY-ND、CC BY-ND という4つのクリエイティブ コモンズ ライセンス タイプによってSketchfabライブラリのアセットをフィルタリングします。CC0 アセットカテゴリを除き、クリエイターをクレジット表示する必要があります。
  • すべての Sketchfab オブジェクトは折り畳まれており、オブジェクトのジオメトリを編集することはできません。
  • アニメートされたオブジェクトやスケルタルアニメーションはサポートされません。
  • Frosted GlassやSheenなど、複雑なシェーダーを使用する特定のマテリアルは、デフォルトの Twinmotion の汎用マテリアルに変換されます。
  • オブジェクト、マテリアル、汎用マテリアルは、ライブラリからビューポート内のシーンにドラッグしてもインスタンス化されません。
Twinmotion での glTF および glB ファイルインポート
 Datasmith インポートプロセスと同様、インポートリストで新しいファイル形式が利用可能になりました。glTF ファイル (および バイナリバージョン glB) は Twinmotionにインポートできますが、次の制限事項があります。
  • アニメートされたオブジェクトやスケルタルアニメーションはサポートされません。
  • Frosted GlassやSheenなど、複雑なシェーダーを使用する特定のマテリアルは、デフォルトの Twinmotion 汎用マテリアルに変換されます。
高解像度エクスポートオプション 
タイルベースレンダリングの使用により、GPUメモリの制限を受けることなく静止画や動画をより高い解像度(16K以上)でレンダリングすることが可能になりました。この機能は、静止画と動画の[Output size(出力解像度)] > [Custom(カスタム)] 形式設定でオンにすることができます。この機能には、、次の制限事項があります
高解像度エクスポートオプションを使用する場合、次のビジュアル設定の品質に影響を与える可能性があります:スクリーンスペースリフレクション (SSR)、スクリーンスペースアンビエントオクルージョン (SSAO)、大域照明 (GI)、レンズフレア、 被写界深度 (DoF)、ブルーム。 このうち、パストレーサーを使用する場合は、レンズフレア、被写界深度、ブルームのみが適用されます。
高解像度エクスポートオプションを有効にすると GPU メモリ制限を回避できますが、その代わり、最終画像を構成するタイルを組み立てるためにレンダリング時間が長くなります。ただし、システムRAMの要件は高いことに変わりはありません。
16K 解像度パノラマ出力 
パノラマを16K解像度でエクスポートすることが可能になりました。パノラマセットは16K解像度でTwinmotion Cloud へエクスポートすることができます。
デザインソフトウェアからのライトのインポート (Datasmith)
 ライトを含む Datasmith シーン (Direct Link または *datasmith ファイル) をTwinmotion にインポートすることが可能になります。現在、3ds Max、Revit、 Archicad、Rhino のライトは Datasmith を介して変換されます。
Datasmithファイルに含まれる設定は、可能な限り最適な方法でTwinmotion のライトにマッピングされます(形状、サイズ、強度、色、IESファイルなど)。
また、インポートされたライトに特定のパラメータを適用し、デザインソフトウェアとTwinmotion間で発生する可能性のあるライト変換の不整合を解決するために、ライト設定のオプションが追加されました。

その他

  • キャッシュからテクスチャを処理(Direct Link):テクスチャが失われることや、キャッシュからテクスチャがクリアされることを防ぐために、Direct Link機能使用時にキャッシュされたテクスチャの保存先パスを指定できるようになりました。
  • シーングラフとビューポートでライトのシュルを識別:ライトの種類がシーングラフにアイコンで表示されるようになり、シーンの管理がより簡単になりました。
  • ギズモの色:標準 RGB 色がギズモに追加され、ビューポート内で X/Y/Z 軸を識別しやすくなりました。

ダウンロード

既存ユーザーの場合は、使用のコンピュータにある Epic Games Launcher から最新リリースをダウンロードしてインストールすることができます。

新規ユーザーの場合は、こちらから購入または無料トライアル版をダウンロードすることができます。


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