2022年6月7日(現地時間)- Chaos は、近々リリース予定の3ds Max向けのレンダリングソフトウェアの最新アップデートのベータ版をリリースしました。
新機能ハイライト
V-Ray 6 for 3ds Maxでは、スキャッターツール、プロシージャルクラウド、シェーディングの高速化、Chaos Cloudでのコラボレーション機能など多くの機能が追加される予定です。
新機能には以下のようなものがあります。
■Chaos Scatter
高速かつ簡単で、メモリを大量に消費することなく、シーンに多くのディテールを追加することができるスキャッターツールが追加されました。
■V-Ray Enmesh
Enmesh を使用すると、ジオメトリをテクスチャのように考えることができます。サーフェス上でイメージを繰り返すのではなく、タイル化可能なジオメトリを使用することで変位やコピーするよりもはるかに少ないメモリで済みます。
■ディスプレースメントを用いたV-Ray Decal
V-Ray Decalを使用して、任意のサーフェスに変位を追加し、よりリアルなひび割れた壁、岩、エンボス文字などを作成できるようになりました。
■V-Ray Proxyオブジェクトの階層化
新しいV-Ray Proxyの階層表示で、個々のオブジェクトの可視性やマテリアルのオーバーライドを簡単にオン/オフできます。名前によるカスタムオーダーを設定し、ジオメトリ交換やカスタムライブラリのワークフローを効率化できます。
■Chaos Cloud Collaboration
V-RayのフレームバッファからChaos Cloud Collaborationにレンダリングをアップロードし、同僚やクライアントと作品を共有してコメントや注釈を追加することができます。
■プロシージャルな雲
新しいプロシージャル雲システムにより、数回のクリックで環境に適した曇り空を作成することができます。
■新しい地面投影
V-Ray Dome Lightに、より柔軟な新しい地面投影機能が追加されました。
■UI描画時間の短縮
V-Rayのマテリアルとテクスチャのインターフェイスのロード時間が大幅に短縮されました。
■シェーディングの高速化
シェーディングが高速化し、より物理的に正確なマテリアルを作成
■V-Rayマテリアルエネルギー保存の強化
V-Ray マテリアル・エネルギー保存の強化により、粗い金属やその他の反射面をより物理的に正確にレンダリングできます。
■薄膜(Film)レイヤー
V-Ray Materialの新しいThin Filmオプションで、リアルなシャボン玉やオイルの流出などを作成できます
■V-Ray Materialの高速化されたSSS
新しいV-Ray Material SSSモードで、半透明なマテリアルをさらに速くレンダリングできます。
■VFBパノラマビューア
V-Ray Frame Bufferから、レンダリング中に球体パノラマレンダリングをプレビューできるようになりました。
■VFB のコンポジションガイドレイヤー
別のアプリケーションを使用せずに、シーンの構図を微調整できます。カスタマイズ可能なオーバーレイを備えたVFBの新しいコンポジション・ガイド・レイヤーを使用すれば、画像のコンポジションを簡単に試したり、強化したりすることができます。
ダウンロード
V-Rayユーザーは、このベータプログラムに参加することが可能です。
V-Ray 6 for 3ds Max ベータ版のダウンロードはこちらから
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