Silhouette 2022がリリース、Sapphire、Particle IllusionなどのBorisFXエフェクトの追加など

CGソフト

2022年12月10日更新:Silhouette 2022.5リリース情報を追加

2022年6月6日(現地時間)- BorisFXは、ロトスコープとペイントツールの最新アップデートSilhouette 2022 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、Sapphire、Particle Illusion、Beauty Studio、Magic Sharpなどのエフェクトが追加、Mocha Proとトラッキング、InPaint & PowerMesh Warpの改善がされています。

Silhouetteは、15年以上にわたってハリウッドの大作で使用されており、最近では『Dune』、『Spiderman: No Way Home』、『Free Guy』、『The Mandalorian』で使用されています。

VFXアーティストによって設計されたSilhouetteは、権威あるアカデミー賞やエミー賞の技術賞を受賞しており、 Netflix Production Technology Allianceのメンバーでもあります。

BorisFXツールが搭載

Silhouette 2022では、Sapphire、Mocha Pro、Particle Illusion、Continuumフィルタなど、多くのBorisFXのツールが含まれるようになりました。

Sapphire:270以上のエフェクトノードと数千のプリセットを持つ受賞歴のあるプラグイン。VFXに最適なライティングエフェクト、レンズフレア、クリエイティブな画像処理フィルタを搭載しています。

Mocha Pro:PowerMesh、Remove、Stabilizeを新しく搭載。新しいデータポートとノードアクションは、Mochaノードをネイティブノードに接続します。

Particle Illusion:3Dエミッタ、流体力学、膨大なプリセットライブラリを使用して、リアルなパーティクルシミュレーションを作成できます。雪、煙、火などの便利な環境エレメントをすべてSilhouetteで追加できます。

More Filters:高速GPU処理によるContinuumノードが搭載、Magic Sharp、Beauty Studio、Light Leaks、Video Glitch、Film Glow、そして新しいブラーフィルタが含まれています。

以下の動画では、Sapphireのハイエンドの照明効果と、Particle Illusionと、ほこり、煙、火、爆発などで満たされた大規模なプリセットライブラリを使用して、シーンを再照明する手順を見ることができます。

InPaint と PowerMesh Warp

高度なクリーンアップショットのコントロールと柔軟性のための新しいノードが追加されました。

InPaint

InPaintノードを適用すると、周囲の画像データから自動生成されたテクスチャを使用して不要なピクセルが除去されます。マーカーやシミなどの不要なオブジェクトの除去や、オープンスプラインを使用したワイヤの除去に効果的です。

PowerMeshWarp

新しいデータポートを使って、Mocha Pro ノードをこのノードに接続すると、「reverse warp stabilized」ペイントやロトスコープを効率的に行うことができます。ビューティーワークや皮膚や布の表面へのペイントに便利です。

トラッキングとロトの改良

新しいサーフェスツールとDODのアップデートにより、精度とスピードが向上したクロップトラッキングが追加されました。

  • データポートのアップデートにより、Mocha ProノードはSilhouetteのノードグラフ内のトラッキングデータとスプラインデータを渡して、ワークフローを改善するためにペイントとロトを行うことができます。
  • Point Control Parameter Tracking:トラッキングデータポートと新しい変換プロパティポップアップメニューを介して任意のノードにデータを送ることにより、レンズフレアやパーティクルなどを駆動します。
  • ノードアクション: UIを起動せずにMochaで生成されたノードを作成します。データのコピー、ロトノードの作成、トラッカーノードの作成アクションで時間を節約します。
  • より多くのトラッキングエクスポート:Silhouetteは、Mocha Proノードでより多くのトラッキングおよびロトエクスポート形式が追加され、Nuke、Fusion、Flame、FBX、およびAlembicのサポートが強化されました。

M1でのスピード向上とACESサポート強化

Silhouette 2022は、プロのポストプロダクションやVFXスタジオの一般的なワークフローを改善するための機能強化がされています。

  • Apple M1のサポートにより、最新のMacハードウェアでのスピードアップを実現します。
  • OCIO v2カラーマネジメントの改良により、GPUレンダリングとカラーマネジメントプロジェクトでのACESサポートが強化されました。

アップデート情報

2022.5

2022年12月8日(現地時間) – Silhouette 2022.5 がリリースされました。

このリリースでは、Cryptomatte のサポートが追加され、Rotoの準備と配信のための合理化されたワークフローが提供されています。また、 カラー推定ノード、パワーマットの更新、InPaintの機能強化といった新機能も搭載しています。

次の動画では、VFXパイプラインにCryptomatteを組み込む方法が紹介されています。


Silhouette 2022.5 Adds Cryptomatte Support

価格とシステム要件

Silhouette 2022は、以下のOSでスタンドアロンアプリケーションまたはAdobe After Effects、Adobe Premiere Pro、Foundry Nuke、Blackmagic Resolve、Fusion、Autodesk Flame用のプラグインとして利用できます。

  • macOS:10.14以上
  • Windows:Windows 10&11
  • Linux:www.vfxplatform.comで指定されているCY2021VFXリファレンスプラットフォームプラットフォームに準拠するLinuxディストリビューション

より詳しいシステム要件はこちらから

永久ライセンス、アップグレード、年間/月ごとのサブスクリプションオプションが利用可能です。詳しい価格の確認はこちらから

現在、Silhouetteユーザー、Silhouetteのサブスクリプションまたはアップグレード&サポートプランをご利用の場合、2022年のリリースは無料アップデートです。ユーザーでない方は15日間の無料体験版を利用することが可能です。

最新のインストーラーのダウンロードはこちらから


Now Available! Silhouette 2022

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