Sapphire 2022.5 がリリース、DaVinci ResolveでのマルチGPUサポート、エフェクトの強化など

プラグイン

2022年5月26日(現地時間) – BorisFX は、ビジュアルエフェクトプラグインの最新アップデート Sapphire 2022.5 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、以下のようなアップデートがあります。

  • マルチGPUシステムに対応したResolveの高速化
  • S_ColorFuseに追加された15の新しいLUT
  • レンズフレアやライトリークを含む150以上のプリセットの追加
  • Sapphire Photoshopのアルファサポート
  • インタラクティブウィジェット

これらの新機能は以下の動画で確認することができます。

また、以下の動画では、Adobe After Effectsで新しいプリセットを使用してエフェクトを作成している様子を見ることができます。この動画のプロジェクトファイルも提供されています。

マルチGPUシステムに対応したResolveの高速化

Sapphire 2022

では、Adobe After Effectsのマルチフレームレンダリングでレンダリング時間が最大1.8倍高速化されましたが、2022.5アップデートでは、DaVinci ResolveでのマルチGPUワークステーションサポートによる高速化がされています。

GPUがマッチしたシステムでSapphire 2022.5とSapphire 2022を比較すると、Resolveユーザーは平均2.3倍の速度向上を実感でき、一部のマルチエフェクトコンボは最大6倍も速くレンダリングされるとされています。

ResolveではGPUをマッチングさせることが常に最適

BorisFXによると、ResolveでSapphireをレンダリングする際には、マッチングしたGPUが常に最良の結果となることがわかっています。2つのGPUは1つよりも優れていると思われるかもしれませんが、BorisFXのテストではGPUカードのパワーがほぼ同じでない場合、スローダウンにつながることが多いようです。非常に強力なGPUを使用するとき、それほど強力でないGPUと組み合わせるよりも、単独で使用した方が高速になります。

ResolveではプリファレンスパネルでどのGPUをアクティブにするかを簡単に制御できるため、不一致のGPUを使用する場合は、最も強力なカードを選択することが可能です。

より詳しいテスト結果はこちらのブログ記事で確認することができます。

ResolveのデュアルGPUサポートは、After EffectsのMFRサポートやAppleシリコンのネイティブM1サポートと同様に、Sapphireの将来のバージョンでパフォーマンスを洗練し向上させていく予定とされています。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Sapphire 2022.5は、macOS 10.14 以上、Windows 10&11、Red Hat Enterprise Linux 7 & 8, CentOS 7 & 8 で利用でき、Autodesk Flame、Blackmagic DaVinci Resolve, Fusion Studio、Foundry Nuke、SGO Mistika、VEGAS Pro、Adobe、Avid、およびOFXホストなどののプラグインとして利用できます。

サポートされているホストの確認はこちらから

購入オプションには、永続ライセンス、アップグレード、年間/毎月のサブスクリプションがあります。サブスクリプションの価格は、495ドル/年または62ドル/月からとなっています。

その他の価格や詳しい情報こちらから


Sapphire: 2022.5 Update 

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