2022年5月26日(現地時間) – Chaosは、流体力学(fluid dynamics)ソフトウェアの最新アップデート Chaos Phoenix 5 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、アクティブボディシミュレーションのフルコントロール、新しいプリセット、合理化されたワークフローなど、さまざまな機能が追加されています。
■アクティブボディのコントロール
アクティブボディシミュレーションをこれまで以上にコントロールできる以下のようなツールが追加されました。
- スラスターフォース(Thruster Force)でアクティブボディのプロシージャルアニメーションを作成できます。
- 軸ロックにより、アクティブボディの移動や回転を、選択した水平軸や垂直軸に沿って制限できます。
- 流体を放出、吸着、保持するかどうかを選択できるようになるなど、アクティブボディがシーンとどのように相互作用するかをさらにコントロールすることが可能となりました。
■新しいプリセットと強化されたプリセット
嵐の海、ジェットエンジン、アイスキューブ、スピードボートなど、すぐに使える新しいプリセットが追加されました。
さらに、火、ビール、海のプリセットも強化され、より美しい仕上がりになっています。
■リアルな泡のパターン
よりリアルな泡を、より速く作成できます。パターンのサイズや見た目に簡単にバリエーションを追加できます。
■ボクセルシェーダ
ボクセルシェーダを使用すると、火や煙のシミュレーション、メッシュを1つのシミュレータでシェーディングできます。
■スタンドアロン シミュレーション
Phoenixスタンドアロンシミュレータの初期実装によりシミュレーションが高速化され、Phoenix simscene Node Editorでシーンのデバッグを容易に行うことができます。
■macOS support
Phoenix for MayaがmacOSで実行可能になりました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから(Maya / 3dsMax)
価格とシステム要件
Phoenix for 3ds Maxは、Windows 7, 8.1,10 で動作する 3dsMax2018 以降で利用することができます。Phoenix for Mayaは、Windows 7, 8.1, 10、Linuxで動作するMaya 2018以降、MacOS 10.11.x – 12.x で動作するMaya 2019以降で利用することができます。
それぞれのより詳しいシステム要件はこちらから(Maya / 3dsMax)
昨年、Chaos Phoenix for 3ds MaxとChaos Phoenix for Mayaが1つの製品に統合されました。Chaos Phoenix のライセンス価格は、9,130円/月、50,600円/年または、129,660円/3年となります。
また、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。
最新アップデートのダウンロードはこちらから(Maya / 3dsMax)
Chaos Phoenix ウェブサイトへChaos Phoenix 5: Take your simulations to the next level
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