Gigapixel AI v6.1がリリース、NVIDIA GPUでのパフォーマンス向上、顔復元モデルの改善など

CGソフト

2022年4月6日(現地時間)- Topazlabs は、画像アップスケーリングソフトウェアの最新アップデート Gigapixel AI v6.1 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、NVIDIA GPU でのパフォーマンスの向上、アップスケール時の顔復元モデルの改善がされています。

NVIDIA GPUの大幅なパフォーマンス向上

NVIDIA GPUで使用するライブラリをDirectMLからTensorRTに最適化した結果、NVIDIA GPUを搭載したコンピュータでは、大幅なパフォーマンスの改善がされています。

NVIDIA GPUのユーザーは、ギガピクセルAIモデルを再ダウンロードする必要がありますが、その作業に全く見合うだけのパフォーマンス向上が期待できます。以下は、DirectMLとTensorRTを使用して、NVIDIA RTX 3090のパフォーマンスを比較するベンチマークテストとなります。

顔復元モデルの改善

Gigapixel AI v5.8で導入された顔補正(Face Refinement)モデルが

顔復元(Face Recoveryモデルとして大幅にアップデートされました。

以下が「顔補正」モデル(Gigapixel AI v6.0使用)と新しい「顔復元」モデル(Gigapixel AI v6.1使用)を比較したポートレート写真となります。

オリジナル画像と比較した場合の改善は一見素晴らしいですが、以前のモデルでは右目と歯に違和感があることがわかります。

■顔復元モデルの仕組み

顔復元モデルの主な目的は、高圧縮、ノイズ、アーチファクト、手ぶれ、ぼかしなどの低品質の写真から、悪影響を受けた様々な顔の特徴を復元することです。

新しいディープラーニングプロセスを採用し、高品質の顔の大規模なライブラリを使用して新しい顔復元モデルを訓練することによって、以前の顔洗練モデルを改善することに成功しています。

■顔復元モデルの調整

顔復元モデル全体の改良に加え、顔復元強度のスライダーが新たに追加され、モデルの強度を微調整できるようになりました。強度を低く設定すると、顔のノイズ除去やシャープニングの適用が周囲と比べて少なくなります。強度を高くすると、顔はよりシャープになり、よりはっきりと目立つようになります。

顔復元モデルは、高圧縮、ノイズ、アーチファクト、手ぶれ、ぼやけなどの明らかな品質問題がある顔を含む低解像度の写真に使用することが推奨されています。すでに十分なディテールを持つ顔については、このツールを無効にして、5つの基本的な超解像モデルのうちの1つを使用することや、「顔復元強度」スライダを100に設定し、必要に応じて強度を下げることがおススメされています。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Gigapixel AI v6.0 は、MacOS 10.14 Mojave 以降、Windows 10, 11 (64 bit only)の、スタンドアロンアプリケーションまたは、Adobe LightroomClassic、Photoshopプラグインとして利用できます。より詳しいシステム要件はこちらのページか、こちらから確認することができます。

Macユーザーの場合PhotoshopまたはLightroomのプラグインとして使用するには特別な更新手順が必要なようです。詳しい更新手順の確認はこちらから

価格は99.99ドルです。


Significant improvements to face recovery when upscaling photos with Gigapixel AI v6.1 

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